「コードも少し覚えてきたし、そろそろ曲を弾いてみたい」
「ギター初心者向けって書いてあるけど、本当に簡単に弾ける練習曲なのか不安…」
そんな人に向けて、この記事では 「ギター初心者向け!簡単に弾ける練習曲10選」 を、
上達のステップに合わせてかなり丁寧に解説していきます。
- コード3〜5個で弾ける定番の練習曲
- Fコードを回避・簡略化しやすい曲
- ストロークの練習にピッタリな曲
- 少し背伸びした“チャレンジ曲”
まで、順番に弾いていくだけで自然とレベルアップできるように構成しました。
ギター初心者向けに「簡単に弾ける練習曲」を選ぶ4つの基準

同じ“ギター初心者向け”でも、
実際に弾いてみたら「全然簡単じゃない…」という曲も多いです。
まずは、この記事で選ぶ 「ギター初心者向け!簡単に弾ける練習曲10選」 の基準を整理しておきます。
1. コードの種類が少ない(3〜5個前後)
ギター初心者が一番つまずきやすいのは、コードの種類が多すぎる曲です。
まだ指が自由に動かない段階で、1曲の中に7〜8種類もコードが出てくると、それだけで心が折れやすくなります。
この記事では、
- C / G / Am / Em / D などの基本コードで弾ける
- FコードはFM7などに置き換えられる
- 3〜5個のコードで1曲通せる
といった条件をできるだけ満たした曲を中心に選んでいます。
実際、この5つのコードだけでかなり多くのヒット曲が弾けます。
2. 同じコード進行の繰り返しが多い
ギター初心者向けの簡単に弾ける練習曲として狙いたいのは、
- Aメロ・Bメロ・サビでコード進行がほぼ同じ
- サビだけ少し変わる程度
- 4つのコードの循環で曲の大半ができている
といったタイプの曲です。
たとえば、
C → G → Am → F
Am → F → C → G
のような「王道4コード進行」を繰り返す曲は、初心者向けの練習曲としてよく使われています。
コード進行を覚える負担が少ないぶん、「右手のストローク」や「リズムのノリ」に集中できるのが大きなメリットです。
3. テンポが極端に速くない(中速〜ややゆっくり)
ギター初心者向けと言いつつ、
- 原曲テンポがかなり速い
- コードチェンジのタイミングが短すぎる
こういう曲は、いったん候補から外しておいた方が安全です。
この記事で選ぶ ギター初心者向け!簡単に弾ける練習曲10選 は、
- BPM100〜120前後が中心(ややゆっくり〜中速)
- 慣れるまではテンポを落として練習しても違和感が少ない
といった条件も意識しています。
4. 初心者用コード譜・解説動画が豊富
最近は、初心者向けの簡略コードバージョンや、
スロー再生の解説動画がある曲ほど、ギター初心者の練習曲として選ばれやすいです。
- U-FRETなどのコードサイトに初心者版がある
- 「簡単バージョン」「初心者向けコード」といった譜面が見つかる
- YouTubeに“ゆっくり解説”動画が多い
こういった曲を選んでおくと、独学でも迷いにくくなります。
簡単に弾ける練習曲10選
ここから、具体的に ギター初心者向け!簡単に弾ける練習曲10選 を紹介していきます。
まずはアコギでもエレキでも人気の、王道J-POPから。
【王道J-POP編】
曲1:マリーゴールド/あいみょん
ギター初心者向けの練習曲といえば、必ず名前が挙がるのがこの「マリーゴールド」。
コードサイトでも初心者向け定番として必ず紹介される一本です。
なぜギター初心者向けで簡単に弾ける練習曲なのか
- C・G・Am・F などの王道コードが中心
- カポ2フレットを使うと、押さえやすいキーのまま原曲キーに近づける
- 8ビートの素直なストロークで成立するので、右手の練習にも最適
Aメロ〜サビまで、同じコード進行の繰り返しが多いので、
覚えてしまえば長く“弾き語りレパートリー”として使えます。
- まずはカポなし・ゆっくりテンポでコードチェンジだけ練習
- Fコードがキツい場合は、FM7で代用してもOK
- 慣れてきたら、右手のストロークパターンを原曲に寄せていく
曲2:チェリー/スピッツ
「ギターを始めたときの最初の1曲がチェリーだった」という人も多い、ど定番ソング。
魅力
- C・G・Am・Em・F など、よく使うコードが一通り登場
- テンポがゆったりめで、コードチェンジの練習にちょうどいい
- サビのメロディとコードの相性が気持ちよく、達成感が高い
この曲が弾けるようになると、似たコード進行のJ-POPが一気に弾きやすくなります。
- 最初は1小節に1回だけストロークの「ジャーン練習」からスタート
- サビだけを切り取って練習してもOK(そこが一番「弾けた感」が出る)
- FをFM7に置き換えるアレンジも積極的に使っていい
曲3:空も飛べるはず/スピッツ
スピッツからもう1曲、「空も飛べるはず」も ギター初心者向けの簡単に弾ける練習曲 としてよく名前が挙がります。
特徴
- 基本的なコードの組み合わせが多く、指の形に慣れるのにちょうどいい
- バラード寄りのテンポで、落ち着いてコードチェンジができる
- 静かなAメロと、盛り上がるサビのメリハリを学べる
- Aメロは小さめのストローク、サビは少し大きめに振るなど、ダイナミクスを意識
- コードを変える瞬間を「歌詞の区切り」とリンクさせると覚えやすい
- 初心者向け TAB やコード譜を活用するとさらに安心
曲4:猫/DISH//
「猫」も近年、ギター初心者向けの練習曲として非常に人気が高い1曲です。
特徴
- Am・F・C・G といったシンプルな進行がベース
- カポ3フレットなどを使った初心者アレンジも多い
- テンポがゆっくりめで、弾き語りとの相性が良い
- まずはサビのコード進行だけをループさせて練習
- 右手は「↓ ↓↑ ↓↑」のような、シンプルな8ビートパターンから始める
- 歌に慣れてきたら、コードチェンジのタイミングを“歌詞の母音”で覚えると安定しやすい
曲5:ドライフラワー/優里
切ないメロディとギターが印象的な「ドライフラワー」も、
初心者用コード譜や解説が多く、ギター初心者向けの簡単な練習曲としてよく取り上げられています。
特徴
- テンポがゆったりで、コードチェンジの余裕がある
- カポを使えば、押さえやすいコード形で原曲のキーに近づける
- 16ビート寄りのストロークで、右手の細かいリズム練習にもなる
- まずは8ビートのストロークでOK(慣れてから16ビートに発展)
- 難しいコードは、初心者用に簡略化されたバージョンを積極的に使う
- Aメロの静かな部分は、右手の振りを小さくして音量を抑える意識を持つ
曲6:クリスマスソング/back number
U-FRETのようなサイトでも、**「初心者向け簡単コード」**の代表として挙げられる「クリスマスソング」。
ギター初心者向けのポイント
- C・G・Em・Am などの基本コードを中心に構成されている
- 冬の定番曲として、季節のイベントで披露しやすい
- ゆっくりしたテンポなので、歌いながら弾く練習に最適
- サビの「盛り上がるコード進行」を優先的に覚える
- 余裕が出てきたら、アルペジオ(分散和音)にも挑戦してみる
- 季節に合わせて練習するとモチベーションを保ちやすい
>U-フレットでクリスマスソング/back numberを見る
【バンド・ロック編】
ここからは、少しロック寄りの ギター初心者向け!簡単に弾ける練習曲 を紹介します。
エレキギターを持っている人や、バンドをやりたい人におすすめのゾーンです。
曲7:小さな恋のうた/MONGOL800
バンド練習の定番中の定番、「小さな恋のうた」。
パワーコードとブリッジミュートを覚えたいギター初心者向けの練習曲としても有名です。
特徴
- ほぼパワーコードだけで通せる
- 同じリフを繰り返す部分が多く、形を覚えやすい
- ノリの良いアップテンポ曲で、弾いていて楽しい
- まずは開放弦を含むパワーコード(E5・A5・B5など)から慣れる
- ブリッジミュート(手のひらで軽くミュートして弾く)で“ゴリゴリ感”を出す
- 最初はテンポをかなり落として、右手の刻みを安定させる
曲8:いいんですか?/RADWIMPS
RADWIMPSの中でも、コード進行が比較的シンプルで、ギター初心者向けの練習曲として紹介されることが多いのが「いいんですか?」です。
ポイント
- C・G・Am・F などの王道コード進行が中心
- テンポも中速で、弾き語り・バンドどちらでも使いやすい
- サビの盛り上がり方が気持ちよく、「弾けた!」という達成感が得やすい
- コード進行を丸暗記するより、「4コードのループ」として体に入れる
- サビだけ繰り返す“サビ特化練習”もかなり効果的
- 慣れてきたら、コードチェンジの瞬間で右手の振りを止めないことを意識する
曲9:丸の内サディスティック/椎名林檎(簡易コード版)
少しオシャレな曲に挑戦してみたいギター初心者向けには「丸の内サディスティック」もおすすめ。
一見難しそうですが、FM7を使った簡略コード版なら、初心者でも意外と早く形にできる練習曲です。
特徴
- 使用コードは F, E7, Am, C, G, Em など(FはFM7で代用可)
- ループするコード進行が多く、パターンを覚えれば弾き通しやすい
- オシャレで大人っぽい雰囲気なので、モチベーションが上がる
- 最初はサビの一部分だけ、4小節単位で切り取って練習
- 難しいコードは、パワーコードや3和音に置き換えてもOK
- 右手は静かなストロークから始めて、慣れたらカッティングを足していく
曲10:Let It Be/The Beatles(洋楽入門曲)
洋楽で ギター初心者向けの簡単に弾ける練習曲 として長年愛されているのが「Let It Be」。
コード進行がシンプルで、バラードに近いテンポなのも魅力です。
特徴
- C・G・Am・F・Em・Dm など、基本的なコードが中心
- テンポがゆっくりで、コードチェンジの練習にちょうど良い
- 歌とギターの一体感を意識しやすい楽曲構成
- まずはサビの「Let it be〜♪」部分だけを練習
- コードチェンジの瞬間を、歌の区切り(フレーズの頭)に合わせて覚える
- 慣れてきたら、アルペジオとストロークを組み合わせて表情をつける
>U-フレットでLet It Be/The Beatlesを見る
効率よく上達するコツ
単に ギター初心者向けの簡単に弾ける練習曲10選 を知るだけでなく、
「どう練習するか」で伸び方がかなり変わります。
ここでは、練習曲を最大限活かすためのコツをまとめます。
コツ1:1曲を“細かく分割”して攻略する
いきなり「フルで1曲」を通そうとすると、
- Aメロでつまずき
- Bメロで止まり
- サビで心が折れる
というパターンになりがちです。
おすすめは、
- サビだけを目標にする(4〜8小節)
- コードチェンジが多い1〜2小節を重点的に練習
- 弾けるようになった箇所を少しずつ前後に広げていく
というやり方。
ギター初心者向けの簡単に弾ける練習曲でも、
「小さく分けて少しずつ繋げる」イメージを持つと、挫折しにくくなります。
コツ2:右手のストロークを“先に体に入れる”
多くの初心者が、
左手のコードチェンジに集中しすぎて
右手がガタガタになる
という状況に陥ります。
そこで、
- コードは1つ(Cだけなど)に固定して
- 右手だけストロークパターンを練習
- パターンが体に馴染んでからコードチェンジを乗せる
という順番で進めると、
リズムが崩れない弾き方に近づきます。
コツ3:ゆっくりテンポ→原曲テンポの“二段階”で攻める
ギター初心者向けの簡単に弾ける練習曲とはいえ、
いきなり原曲テンポはやっぱりハードルが高めです。
- まずは原曲よりかなり遅いテンポでコード progression だけを確認
- 次に“8割テンポ”くらいまで上げてみる
- 最後に原曲と同じ速さでチャレンジ
この三段階を意識するだけで、
「速くて弾けない」という壁をかなり越えやすくなります。
コツ4:2〜3曲を“ローテーション”して飽きないようにする
1曲だけをひたすら練習していると、
どうしても飽きたり、停滞感が出てきます。
そこで、
- 王道ポップス(マリーゴールド・チェリー)から1曲
- バラード系(ドライフラワー・空も飛べるはず)から1曲
- ロック系(小さな恋のうた など)から1曲
のように、系統の違う3曲を並行して練習するのがおすすめです。
気分によって曲を変えながら練習すると、モチベーションを保ちやすく、
結果として“ギターを触る時間”が増えていきます。
独学に限界を感じたら、音楽教室で一気にブーストするのもアリ
ここまで、ギター初心者向け!簡単に弾ける練習曲10選と、
効率よく練習するためのコツをまとめてきました。
練習曲だけでも、かなりのところまでは独学で上達していけます。
ただ、あるタイミングから多くの人がぶつかるのが、
- コードチェンジのフォームがこれで合っているのか不安
- ストロークがガチャガチャして、思ったようなノリが出ない
- 自分のクセを客観的に指摘してくれる人がいない
といった “独学の限界” です。
そんなときは、一度 ギターの音楽教室に通ってみるのも選択肢になります。
音楽教室なら、
- プロの講師がフォームや力みをその場で修正してくれる
- 「この曲なら今のレベルで狙いやすいよ」と、練習曲を選んでもらえる
- 毎回のレッスンで“宿題”が出るので、練習の方向性に迷わなくなる
といったメリットがあります。
最近は、
- 月2回〜3回のライトコース
- レンタルギター付き・手ぶらOKの教室
- オンラインと対面を組み合わせたハイブリッドレッスン
など、かなり通いやすいスタイルの音楽教室も増えました。
- 「独学だけだと、なんとなく伸び悩んでいる」
- 「弾き語りを早く人前で披露できるレベルにしたい」
- 「自分に合った練習曲や練習メニューを組んでほしい」
と感じ始めたタイミングが、
音楽教室で一度プロの目を入れてみるベストなタイミングと言っていいはずです。


