ドラム初心者におすすめの簡単な練習曲20選|BPM・8ビートの難易度つき一覧

ドラム初心者講座
この記事の執筆・編集
Muuugic編集部

Muuugic編集部は、ギター・ベース歴20年、ドラム歴15年の音楽経験をもとに、音楽教室や楽器練習に関する情報を発信しています。実際にボイトレ教室・ドラム教室へ通った経験や、WEBライター歴7年の知識を活かし、初心者にもわかりやすく信頼できる内容をお届けします。

「基礎練はしているけど、曲になると叩けない」
「ドラム初心者におすすめの練習曲って検索しても、結局どれからやればいいか分からない…」

そんな悩みを抱えている人に向けて、この記事では
ドラム初心者におすすめの練習曲20選を、上達のステップに沿って丁寧に紹介します。

  • 8ビートの基礎を固める曲
  • フィルインやシンバルワークに慣れる曲
  • ちょっと背伸びしたい“チャレンジ曲”

まで、順番に練習していくだけで自然とレベルアップできるように構成しました。

各曲ごとに、

  • どんなポイントで「ドラム初心者におすすめの練習曲」なのか
  • どんなビート・フィルが練習できるのか
  • 叩くときに意識したいコツ

も細かく解説していきます。

ドラム初心者におすすめの練習曲20選を選ぶ基準

まずは、この記事で挙げるドラム初心者におすすめの練習曲20選の選定基準を整理しておきます。

8ビートが中心で構成されている

ドラム初心者のうちは、とにかく8ビートが土台です。
そのため、

  • 全編ほぼ8ビートで構成されている
  • サビだけ少しパターンが変わる程度
  • 難しい変拍子や極端なテンポ変化がない

といった曲を中心にピックアップしています。

テンポが速すぎない(BPM100〜140前後)

あまりにもテンポが速い曲は、

  • 体がついてこない
  • フレーズを理解する前に「必死で追いかける」状態になりがち

という理由から、本当の意味での“練習曲”には向きません。

この記事で紹介するドラム初心者におすすめの練習曲20選は、
基本的にBPM100〜140前後の、「ギリギリ頑張ればついていけるテンポ」を目安に選んでいます。

コピー用スコアや叩いてみた動画が豊富

初心者にとってありがたいのが、

  • 有名なコピー用スコアが出ている
  • YouTubeに「叩いてみた」「解説動画」が多い

という点です。

楽曲の人気が高く、資料も多い曲ほど、

  • いろいろなドラマーのバージョンを見て学べる
  • 自分のレベルに合ったアレンジを探しやすい

というメリットがあります。

ドラム初心者におすすめの練習曲20選は、この「情報の多さ」も考慮して選んでいます。

ドラム初心者の方は音楽教室に通うことも手段の一つです。昨今では子供から大人まで多くの人がレッスンに通っており、レベルの高い講師が在籍している音楽教室も多数あります。

ドラムでおすすめのレッスン音楽教室は以下の記事を参考にしてみてください↓

ドラム初心者におすすめの練習曲20選

【はじめの一曲:★1】

スティックの持ち方を覚えて、これから初めて曲に挑戦するという段階向けです。ここで紹介する3曲は、8ビートの基本形だけで最後まで叩き切れます。フィルインもほとんど出てこないため、手足を合わせて一定のテンポを刻むことだけに集中できます。

まずは1曲を通して叩き切る経験を作ることが目的です。速く叩く必要も、派手な装飾を入れる必要もありません。

曲1:Queen「We Will Rock You」|BPM81・★☆☆☆☆

ドラムと言えば…の1曲、Queen「We Will Rock You」。
実はオリジナル音源ではドラムセットをほとんど使っていないのですが、
リズムパターンの本質を学ぶ練習曲としてこれほど分かりやすい曲もありません。

この曲で得られるもの
  • 「ドンドン・パッ」という3拍のパターンを、どれだけ太く鳴らせるか
  • シンプルなリズムでも、アクセントやニュアンスで表情を変えられる感覚
  • 観客が一緒に手拍子したくなるような“ノリの作り方”

ドラムセット用にアレンジしたバージョンを叩けば、
フィルインをどこに入れるか・どれくらい入れるかというアレンジの勉強にもなります。

曲2:3月9日|レミオロメン|BPM82・★☆☆☆☆

本記事で紹介する中でも、とくにテンポの遅い一曲です。8ビートの基本形だけで最後まで叩き切れるうえ、フィルインもタムを順に降りる基本的な形しか出てきません。スティックの持ち方を覚えた段階から取り組めます。

ただし、遅い曲には遅い曲なりの難しさもあります。音と音の間隔が長いぶん、わずかなズレが目立ちやすい点は意識しておきましょう。

叩くときのポイント
  • サビでハイハットからライドに移る箇所だけ、事前に手の動きを確認しておく
  • ハイハットを8分で刻み、2拍目と4拍目にスネアを置くだけで形になる
  • テンポが遅いぶん走りやすいので、メトロノームを必ず使う

曲3:The Beatles「Let It Be」|BPM73・★☆☆☆☆

洋楽から1曲選ぶなら、The Beatlesの「Let It Be」も外せません。
落ち着いたテンポのバラードで、「遅いテンポの8ビート」を練習するのに最適な練習曲です。

「Let It Be」がドラム初心者におすすめの理由
  • テンポがゆったりで、1打1打を意識しやすい
  • パターン自体は非常にシンプル
  • ピアノと歌がメインなので、「叩きすぎない」感覚も学べる

速い曲よりも、実は遅い曲の方がごまかしが効きません。
この曲で「ビートを前に走らせない」「後ろに引っ張りすぎない」感覚を身につけておくと、その後のどんな8ビートにも活きてきます。

叩くときのポイント
  • メトロノームを使って、BPMに慣れてから曲に合わせる
  • スネアとバスドラのタイミングを、歌やピアノの“区切り”とリンクさせる
  • クラッシュシンバルは「ここぞ」という場所だけに絞る

【基礎固め:★2】

8ビートの形が体に入ってきた段階の曲です。テンポが100〜125前後まで上がり、フィルインも少しずつ登場します。ただしパターンの繰り返しが多いため、2〜3種類を覚えれば一曲を通せる構成になっています。

この段階で意識したいのは、Aメロとサビで音量に差をつけることです。同じ強さで叩き続けるより、曲としての表情が出てきます。

曲4:恋|星野源|BPM104・★★☆☆☆

繰り返しの多さが際立つ曲で、覚えるパターンは実質2〜3種類しかありません。BPM104はドラムを叩くうえで最も体になじみやすいテンポ帯で、速すぎず遅すぎない絶妙な速さです。

軽音部やバンドサークルでも定番の一曲なので、覚えておいて損はありません。

叩くときのポイント
  • サビ以外はほぼ同じパターンの繰り返し。まず1パターンを完璧にする
  • 全体を通してハイハットは閉じたまま。オープンの処理を気にしなくていい
  • 手数を増やしたくなっても、まずは原曲どおりのシンプルさを保つ

曲5:マリーゴールド|あいみょん|BPM110・★★☆☆☆

軽音部の定番曲として、毎年必ず誰かが演奏する一曲です。8ビートが主体でフィルインも控えめなため、ドラムを始めて1〜2か月の段階でも十分に狙えます。

バンドで合わせる機会が多い曲なので、初めての合わせ練習に選ぶと周りも曲を知っている確率が高く、進めやすくなります。

叩くときのポイント
  • イントロからAメロまでは同じパターン。ここで安定させる
  • サビでハイハットからライドやクラッシュに移る箇所を丁寧に
  • テンポキープを最優先。歌に合わせようとして走らないよう注意

曲6:NIGHT DANCER|imase|BPM114・★★☆☆☆

近年のヒット曲の中でも、ドラムの難易度が低い部類に入ります。全体を通してシンプルな8ビートで、複雑なフィルインもほとんどありません。

新しい曲を叩きたいけれど、最近の曲は難しいものが多くて手が出ない、という方に向いています。

叩くときのポイント
  • 淡々としたビートなので、テンポの揺れがそのまま出る。メトロノーム必須
  • ハイハットの音量を抑えめにして、グルーヴを重く沈ませない
  • 抜けるところと入るところの差を意識すると曲らしくなる

曲7:ドライフラワー|優里|BPM120・★★☆☆☆

原曲はアコースティック寄りのアレンジで、ドラムのパターンが非常にシンプルです。フィルインは入りますが、いずれも基本的な形なので、8ビートが安定してきた段階なら問題なく対応できます。

しっとりした曲調なので、力任せに叩かず「支える」意識を学ぶ教材としても優れています。

叩くときのポイント
  • Aメロは音量を落とし、サビとの差をつけると曲が立体的になる
  • フィルインはタムを順に降りる基本形。ゆっくり分解して覚える
  • バスドラムを踏みすぎず、必要な場所だけに置く

曲8:スピッツ「チェリー」|王道ポップスで8ビートに慣れる

スピッツの代表曲「チェリー」です。
日本のポップスらしい、明るくて素直な8ビートが続くので、ドラム初心者の“最初の練習曲”としてかなり優秀です。

「チェリー」がドラム初心者におすすめの練習曲である理由
  • 全体を通して、基本的な8ビートが中心
  • テンポも極端に速くなく、BPMも練習しやすい中速
  • フィルインもシンプルで、音数が多すぎない

Aメロ・Bメロ・サビでビートのニュアンスは少し変わりますが、
骨格はずっと8ビートなので、「ビートを崩さずに曲を通す」練習に最適です。

叩くときのポイント
  • ハイハットの刻みをゆれないようにキープする
  • スネアの2拍目・4拍目を気持ち大きめにして、曲のノリを引っ張る
  • サビのフィルインは、まずは音符を減らして“骨だけ”からスタートしてOK

ドラム初心者におすすめの練習曲20選の中では、
「音源に合わせて通しで叩ける」という成功体験を作るのにぴったりな1曲です。

【レベルアップ:★3】

曲中でパターンが切り替わったり、細かい動きが混ざったりする段階です。ここから「覚える」だけでなく「組み立てる」要素が入ってきます。

注目してほしいのは、この層にBPM92の曲とBPM172の曲が同居している点です。テンポの数字と難しさが一致しないことが、実感としてわかるはずです。曲の構成をあらかじめ把握してから練習に入ると、迷わず進められます。

曲9:Official髭男dism「Pretender」|BPM92・★★★☆☆

ポップス系の大ヒット曲から、「Pretender」。
静かなAメロと広がるサビのコントラストが強く、ドラマーの「空気を読む力」が試される練習曲です。

練習になるポイント
  • Aメロでは音数を絞った8ビート
  • サビでの開放感あるクラッシュ・スネアワーク
  • キメのタイミングをバンド全体とシンクロさせる感覚
叩くときのポイント
  • 曲を何度も聴き込み、歌のフレーズを口ずさめる状態にしてから叩く
  • Aメロは「音量を半分」にしたつもりで叩き、サビで一気に開く
  • フィルインは派手にしすぎず、「次のサビに橋をかける」程度に抑える

曲10:Nirvana「Smells Like Teen Spirit」|BPM117・★★★☆☆

一気にロック寄りに振りたい人には、Nirvanaの「Smells Like Teen Spirit」。
イントロのリフと連動したドラムが印象的で、ロックドラマーの“通過儀礼”のような1曲です。

ドラム初心者におすすめのポイント
  • 基本はパワフルな8ビート
  • スネアの「ドンッ」という強いバックビートを体で覚えられる
  • サビでのクラッシュ連打が、ライブ感のある叩き方の練習になる

テンポはそこそこ速いですが、フレーズ自体はシンプルなので、
「体力面」「音量コントロール」の練習曲としてかなり効果的です。

叩くときのポイント
  • まずはテンポを落として、パターンを正確に覚える
  • スネアの打点を安定させる(毎回同じ場所を叩く)
  • 力任せに叩きすぎず、スティックの跳ね返りを利用する

この曲に慣れてくると、他のロック曲の8ビートもグッと楽に感じ始めます。
ドラム初心者におすすめの練習曲20選の中でも、「ロック寄りのドラマーを目指したい人」は早めに挑戦しておきたい1曲です。

曲11:secret base〜君がくれたもの〜|ZONE|BPM128・★★★☆☆

文化祭や軽音のライブで定番になっているガールズバンドの代表曲です。8ビートが基本ですが、曲中の展開が多く、パートごとの切り替えを覚える必要があります。

「1曲を通して演奏する」という経験を積むには最適な難易度です。

叩くときのポイント
  • イントロ、Aメロ、サビでパターンが変わる。まず構成を紙に書き出す
  • 転換部のフィルインは短くてもいいので、確実に次に繋げることを優先
  • 後半に向かって熱量が上がる曲なので、テンポが上がらないよう注意

曲12:back number「高嶺の花子さん」|BPM134・★★★☆☆

ポップス寄りの練習曲として、back number「高嶺の花子さん」もおすすめです。
軽快な8ビートに、少し跳ねたような裏拍のノリが乗っていて、ポップスドラミングの感覚を養えます。

練習になるポイント
  • ハイハットの刻みを均一にキープする練習
  • サビでのクラッシュシンバルの使い方
  • 歌・ベースラインとの絡みを意識したドラミング

ドラムだけを聴くのではなく、歌とベースの動きを同時に意識する癖をつけられる曲でもあります。

叩くときのポイント
  • サビだけ大きく叩きすぎない(ボーカルを埋もれさせない)
  • キメの部分は、ベースと一緒に「音の長さ」まで合わせる意識
  • ハイハットの刻みを「一定の細かい揺れ」として捉える

ポップス系が好きな人にとっては、「ドラム初心者におすすめの練習曲20選」の中でも、ライブ映えする1曲です。

曲13:小さな恋のうた|MONGOL800|BPM172・★★★☆☆

BPM172と、この記事で紹介する中でも速い部類に入ります。ところが実際に叩いてみると、想像より難しくありません。理由は、ほぼ同じパターンの繰り返しで曲が構成されているからです。

「速い曲=難しい」という思い込みを外してくれる一曲でもあります。軽音部での演奏頻度も非常に高く、覚えておく価値があります。

叩くときのポイント
  • 速さに慣れるまでBPM140程度から始め、段階的に上げていく
  • 手首の力を抜き、スティックの跳ね返りを利用して刻む
  • 腕全体で振ると持久力が持たない。肘から先だけで動かす意識を持つ

【応用:★4】

テンポの速さ、フィルインの多さ、16分の動きといった要素が重なってくる段階です。パターン自体は8ビートでも、体力とテンポキープの両方が求められるため、通しで叩くと後半に崩れやすくなります。

ここでは録音して自分の演奏を確認する習慣をつけてください。走っている箇所や、力が入りすぎている箇所は、叩いている最中には気づきにくいものです。

曲14:怪獣の花唄|Vaundy|BPM122・★★★★☆

テンポは中速ですが、8ビートの中に16分の細かい動きが混ざり、フィルインも多めに入ります。数字上のBPMより体感の難易度は高い一曲です。

近年のバンド曲の中では演奏機会が非常に多く、叩けるようになると選曲の幅が広がります。

叩くときのポイント
  • 16分が入る箇所だけ抜き出して、単独でゆっくり練習する
  • フィルインの数が多いので、まずは簡略化して通しで叩けるようにする
  • リズムが跳ねる感覚があるため、譜面より原曲の空気感を優先する

曲15:明日も|SHISHAMO|BPM136・★★★★☆

疾走感のあるガールズバンドの代表曲です。パターン自体は8ビートですが、テンポが速めなうえにフィルインが多く、体力とテンポキープの両方が求められます。

最後まで一定の勢いを保って叩き切れれば、確かな自信になる一曲です。

叩くときのポイント
  • 中盤以降で疲れて走りやすい。後半こそメトロノームで確認する
  • フィルインは種類が多いので、頻出パターンを3つに絞って覚える
  • 力んで叩くと最後まで持たない。力を抜いて振り下ろす練習を先に

曲16:BUMP OF CHICKEN「天体観測」|BPM138・★★★★☆

日本のロックバンド曲から、「天体観測」をチョイス。
バンドスコアも豊富で、コピーしているドラマーも多いドラム初心者におすすめの練習曲です。

「天体観測」で身につくこと
  • 中速ロック特有の「前に進むノリ」
  • サビでのオープンハイハットを含んだ8ビート
  • 曲の展開ごとのダイナミクス(音量の変化)

特にサビの開けた感じは、ドラムが曲を一段階持ち上げる感覚を味わえるポイント。
うまくハマると、叩いていて非常に気持ちいい1曲です。

叩くときのポイント
  • Aメロ・Bメロで少し抑えめに叩き、サビで一気に解放するイメージ
  • ハイハットオープンのタイミングを「歌のフレーズ」とリンクさせる
  • フィルインは最初、音符を間引いて“骨組み”だけをコピーしてOK

ドラム初心者におすすめの練習曲20選の中でも、
「バンドでコピーしたい曲」としての人気が高いので、スタジオ練習にも直結しやすい1曲です。

曲17:新宝島|サカナクション|BPM143・★★★★☆

一定のビートを長時間キープする力が試される曲です。パターンは複雑ではありませんが、BPM143で最後まで揺れずに刻み続けるのは、初心者にとって簡単ではありません。

派手なフィルインより、地味な部分を安定させることの大切さを教えてくれる一曲です。

叩くときのポイント
  • 曲全体で同じテンポを保つことが最大の課題。録音して確認する
  • ハイハットの刻みが多いので、右腕の脱力が鍵になる
  • 単調に感じても手数を増やさない。原曲の反復こそがこの曲の肝

曲18:RADWIMPS「前前前世」|BPM190・★★★★☆

少しテンポを上げて挑戦したい人には、「前前前世」。
映画効果もあり、コピーするバンドも多い人気曲です。

どこが“ドラム初心者におすすめの練習曲”なのか?
  • BPMが速めの8ビートで、持久力と集中力を鍛えられる
  • 手足のコンビネーションを保ったままテンポアップする練習になる
  • キメやブレイクのメリハリがはっきりしていて、「止まる・出る」の感覚をつかみやすい

テンポは決して遅くありませんが、パターンそのものはシンプルなので、
「8ビートを速いテンポでも崩さず叩く」という目標にちょうどいい曲です。

叩くときのポイント
  • いきなり原曲テンポでやらず、BPMを落としてから段階的に上げる
  • 疲れてフォームが崩れないよう、力みすぎないストロークを意識
  • ブレイク(ドラムが一瞬止まる部分)でテンポを見失わないよう、頭の中でカウントを続ける

この曲が叩けるようになると、ドラム初心者におすすめの練習曲20選の中でも“持久力ゾーン”をクリアした感覚が得られるはずです。

【チャレンジ:★5】

初心者向けの範囲では最も難しい2曲です。BPM170以上の速さに加え、16分の動きとフィルインの多さが重なります。

いきなり原曲のテンポで挑まず、BPM120程度から10ずつ上げて体を慣らしていくのが確実です。この2曲を叩き切れるようになれば、初心者を脱したと考えて差し支えありません。次は好きなアーティストの曲に、自分で難易度を見極めながら挑戦していけるはずです。

曲19:青と夏|Mrs. GREEN APPLE|BPM170・★★★★★

BPM170という速さに加え、16分の動きとフィルインの多さが重なる、本記事で最も難しい部類の一曲です。ここまでの曲で基礎を固めたうえで挑戦してください。

叩き切れるようになれば、初心者を脱したと考えて差し支えありません。

叩くときのポイント
  • BPM120程度から始め、10ずつ上げながら体を慣らしていく
  • サビのフィルインは手順を決めて固定する。毎回変えると安定しない
  • 速さに気を取られて音が小さくなりがち。1打ずつしっかり鳴らす

曲20:ONE OK ROCK「完全感覚Dreamer」|BPM200・★★★★★

ここからは少しチャレンジ寄り。
ONE OK ROCKの「完全感覚Dreamer」は、中級への入口としてちょうどいい練習曲です。

この曲で鍛えられるポイント
  • テンポ速めの8ビートと16分フィルの切り替え
  • シンバルワーク(ライド・クラッシュ)の使い分け
  • サビでのエネルギッシュなドラミング

一気に難しく感じるかもしれませんが、
Aメロだけ・サビだけ、と部分ごとに分けて練習していけば、意外と早く形になってきます。

叩くときのポイント
  1. まずはサビの8ビートだけに絞ってコピー
  2. 次に、簡単なフィルインを自分なりに入れてみる
  3. 余裕が出てきたら、本家の細かいフレーズに近づけていく

「完コピ」を最初から目指すより、
“この曲と一緒に8ビートを叩けるドラマー”になることをゴールにすると、挫折しづらくなります。

これも立派な「ドラム初心者におすすめの練習曲」
  • 原曲通りに叩けなくてもOK
  • 難しいフレーズは、8ビート+簡単なフィルに置き換えていい
  • ゴールは「好きな曲と一緒に叩けるようになる」こと

自分でアレンジしながら叩く練習は、

  • 8ビートの応用力
  • フレーズを取捨選択するセンス
  • 「聴き手に伝わるドラム」を考える力

を、一気に鍛えてくれます。

独学に限界を感じたら、ドラムの音楽教室も選択肢に入れてみる

ここまで紹介してきたように、ドラム初心者におすすめの練習曲20選だけでも、かなり実戦的な力はついていきます。
ただ、あるタイミングから多くの人がぶつかるのが、

  • 「自己流のフォームが本当に正しいのか分からない」
  • 「叩けているつもりなのに、なぜかバンドで合わない」
  • 「動画やスコアだけでは細かいニュアンスがつかめない」

といった“独学の壁”です。

ドラムは、見よう見まねでもそれっぽく音を出せてしまうぶん、
スティックの握り方・叩き方・足の使い方のクセが固まってから修正しようとすると、時間も労力もかなりかかります。
逆に言えば、早い段階でプロの講師に一度フォームを見てもらうだけで、

  • 無駄な力を抜いた叩き方
  • 音量とニュアンスのコントロール
  • バンドで“気持ちよく”聴こえる8ビート

を、最短ルートで手に入れられる可能性が高くなります。

最近は、月2回〜3回・1回45分程度のライトなコースでも通えるドラム教室が増えています。
スタジオ代込みで、毎回プロ用ドラムセットが使える教室も多いので、

「家では電子ドラム/パッドしか叩けない」
「生ドラムの音量や振動に慣れたい」

という人にとっても、かなりコスパの良い環境です。

  • 正しいフォームを早めに身につけたい
  • バンドで叩けるレベルまで一気に駆け上がりたい
  • 自分のクセを客観的にチェックしてほしい

こう感じたタイミングが、ドラムの音楽教室に通い始めるベストなタイミングと言っていいはずです。

ドラムでおすすめのレッスン音楽教室は以下の記事を参考にしてみてください↓

まとめ|ドラム初心者におすすめの練習曲20選で“曲から上達する”

改めて、この記事で紹介したドラム初心者におすすめの練習曲20選を整理すると、

練習曲20曲の難易度一覧

本記事で紹介する20曲を、難易度順に並べました。BPMもあわせて掲載しているので、自分の実力と相談しながら選べます。上から順に取り組めば、無理なくステップアップできる構成です。

★1 はじめの一曲 ★2 基礎固め ★3 レベルアップ ★4 応用 ★5 チャレンジ
曲名 / アーティスト BPM ビート フィルイン 難易度
We Will Rock YouQueen81足踏み+手拍子ほぼなし★☆☆☆☆
3月9日レミオロメン828ビート少ない★☆☆☆☆
Let It BeThe Beatles738ビート少ない★☆☆☆☆
恋星野源1048ビート少ない★★☆☆☆
マリーゴールドあいみょん1108ビート少ない★★☆☆☆
NIGHT DANCERimase1148ビート少ない★★☆☆☆
ドライフラワー優里1208ビート普通★★☆☆☆
チェリースピッツ1248ビート普通★★☆☆☆
PretenderOfficial髭男dism928ビート+16分やや多い★★★☆☆
Smells Like Teen SpiritNirvana1178ビートやや多い★★★☆☆
secret base〜君がくれたもの〜ZONE1288ビート普通★★★☆☆
高嶺の花子さんback number1348ビート普通★★★☆☆
小さな恋のうたMONGOL8001728ビート少ない★★★☆☆
怪獣の花唄Vaundy1228ビート+16分多い★★★★☆
明日もSHISHAMO1368ビート多い★★★★☆
天体観測BUMP OF CHICKEN1388ビート多い★★★★☆
新宝島サカナクション1438ビートやや多い★★★★☆
前前前世RADWIMPS1908ビート普通★★★★☆
青と夏Mrs. GREEN APPLE1708ビート+16分多い★★★★★
完全感覚DreamerONE OK ROCK2008ビート+16分多い★★★★★
「BPMが遅い曲=簡単」ではありません

練習曲選びでよく言われるのが「まずはテンポの遅い曲から」という基準です。ただ、上の表を見ると、その通説が当てはまらないことがわかります。

Pretender
BPM 92
★★★☆☆
テンポは遅いが、16分の細かい動きとフィルインが多く、難易度は高め
VS
小さな恋のうた
BPM 172
★★★☆☆
テンポは倍近く速いが、パターンが単純な繰り返しで叩きやすい

BPMが倍近く違っても、難易度は同じです。ドラムの難しさを決めるのは、テンポよりもパターンの複雑さとフィルインの量だからです。とくにバラードは音と音の間隔が長いぶん、わずかなズレが目立ちやすく、遅いからといって易しいとは限りません。

※BPMは目安の数値です。音源のバージョンやライブ演奏によって前後します。難易度は原曲どおりに叩く場合の評価で、簡易アレンジで叩けばもう少しやさしくなります。

目的からドラム教室を選ぶ

「うまくなりたい」だけでなく、目的によって選ぶべき教室は変わります。あなたの目的に近いガイドをご覧ください。