声量を上げる方法5選|声が小さい・通らない原因とボイトレ改善法

ボイストレーニング
この記事の執筆・編集
Muuugic編集部

Muuugic編集部は、ギター・ベース歴20年、ドラム歴15年の音楽経験をもとに、音楽教室や楽器練習に関する情報を発信しています。実際にボイトレ教室・ドラム教室へ通った経験や、WEBライター歴7年の知識を活かし、初心者にもわかりやすく信頼できる内容をお届けします。

「カラオケで友達の声にかき消される」「プレゼンで後ろの席まで届かない」「何度も聞き返される」——声量に関する悩みは、思っている以上に多くの人が抱えています。

先に安心材料をお伝えすると、声量は生まれつきの才能ではなく、正しいトレーニングで鍛えられるものです。喉を酷使して無理やり大きな声を張り上げる必要もありません。

この記事では、声が小さくなる原因を整理したうえで、自宅で今日から始められる声量アップのトレーニングを5つ紹介します。あわせて、独学でつまずきやすいポイントや、ボイトレ教室を活用する判断基準まで解説していきます。

そもそも「声量」とは何か

声量アップに取り組む前に、ひとつ誤解を解いておきたいことがあります。声量=声の大きさ(音量)ではない、という点です。

正確にいえば、声量とは「相手にしっかり届く声のエネルギー量」を指します。単にデシベルが大きいだけの声は、近くの人にはうるさく感じられるのに、遠くの人には届きません。実際、声量を上げても「うるさいけど聞き取れない」という状態になるのは、共鳴がうまく使えていない典型的なサインとされています。

声が生まれる3つのステップ
1
呼吸
息を送り出す
肺から出る息が声の燃料。ここが浅いとスタート地点で量が足りず、フレーズ後半で失速します。
2
振動
声帯を鳴らす
息が声帯を震わせ、音のもとが生まれます。力むと締まって効率よく鳴りません。
3
共鳴
体で響かせる
喉・口・鼻の空洞で音が増幅。声の「通り」を決める最重要ポイントです。
= 遠くまで届く声が完成する
3つのうちどれか1つでも欠けると声量は落ちます。「大きい声を出す」のではなく、この3ステップの効率を上げるのが声量アップの本質です。

つまり、目指すべきは「怒鳴る声」ではなく「よく響く声」。この違いを押さえておくと、練習の方向性を間違えずに済みます。

声は、肺から送り出された息が声帯を振動させ、その振動が体の空洞(共鳴腔)で増幅されて生まれます。この3ステップのどこかにボトルネックがあると、声は小さく、こもった印象に。声量を上げるには、腹式呼吸・共鳴・姿勢の3つを組み合わせることが最も効果的だといわれるのも、こうした仕組みがあるからです。

声が小さい・通らない5つの原因

自分がどこでつまずいているのかを知ることが、遠回りを避ける第一歩です。よくある原因を5つに整理しました。

原因①:呼吸が浅く、息の量が足りない

声のエネルギー源は息です。「声が小さい」「すぐ息切れする」という人の多くは、呼吸の使い方が不安定だったり浅かったりするケースがほとんどとされています。

胸だけで浅く呼吸する「胸式呼吸」では、声に乗せられる息の量が限られます。息が足りなければ、いくら喉を頑張らせても十分な音量は出せません。フレーズの後半で声が尻すぼみになる人は、まずここを疑ってみてください。

胸式呼吸と腹式呼吸のちがい
胸式呼吸(声量が出にくい)
お腹は動かない
吸うと肩や胸が上がる
取り込める息の量が少ない
喉まわりに力が入りやすい
フレーズの後半で声がしぼむ
腹式呼吸(声量が伸びる)
お腹がふくらむ
肩は動かず、お腹がふくらむ
横隔膜が下がり息が深く入る
喉を脱力したまま支えられる
長いフレーズでも声が持続する
ポイントは「お腹に空気を入れる」のではなく、横隔膜が下がった結果としてお腹がふくらむという点。お腹を意識して固めてしまうと逆効果なので、力を抜いたまま自然にふくらむ感覚を探してください。

原因②:喉に力が入り、締まっている

喉が開いていないと、思うように声が通りません。喉が開かない原因はさまざまですが、まず喉に力が入っていることが挙げられます。緊張しながら歌ったり話したりすると、無意識に体がこわばり、その力みが喉にも及びます。

厄介なのは、「声が小さい自分をなんとかしよう」という焦りが、さらに喉を締める悪循環を生む点です。体が冷えている、冷たいものを飲んだ、発声練習なしにいきなり歌い始めたというときも喉が開きにくくなっています。

原因③:姿勢が悪く、体の支えが使えていない

姿勢の悪さも声量が小さくなる原因のひとつです。とくに、普段から背中が丸まっている方は注意が必要とされています。

猫背になると胸郭が圧迫され、横隔膜が十分に動きません。息が深く入らなければ、当然ながら声も出しにくい。デスクワークやスマホの時間が長い人ほど、知らないうちに発声に不利な体勢が定着しています。

原因④:共鳴が使えていない

息と声帯が問題なくても、響かせ方を知らなければ声は遠くまで届きません。共鳴がうまくいかない主な理由として、喉に力が入りすぎて咽頭の空間が狭くなっている、口の開きが小さく口腔内のスペースが足りない、舌が奥に引っ込んで声の通り道をふさいでいるといった点が挙げられます。

こうした状態では、声の響きが体の中に閉じ込められて、こもった印象になってしまいます。「大きい声を出しているのに聞き返される」人は、この共鳴不足が犯人であるケースが多いと考えられます。

原因⑤:口の開きが小さく、言葉の輪郭がぼやけている

口の開きが小さいまま話していると、母音の区別が曖昧になり、言葉の輪郭がぼやけてしまいます。音量そのものより「聞き取りやすさ」で損をしているパターンです。

滑舌の問題は声量と切り離せません。詳しくは滑舌を良くするトレーニングもあわせて読むと、改善の糸口がつかみやすくなります。

なお、原因は1つに絞られるとは限りません。多くの人は「呼吸が浅い+喉が締まっている」のように複数を併せ持っています。自分の課題を整理したいときは、ボイトレ診断で声のクセを知るところから始めると効率的です。

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自分の声量をセルフチェックする方法

原因の見当をつけるために、簡単なチェックを3つ紹介します。

1. 「あー」と何秒伸ばせるか測る

普通の音量で「あー」と発声し、息が続く秒数をストップウォッチで計測します。目安として、成人で15秒未満なら息の支えが弱いサイン。20〜30秒を安定して出せるようになれば、呼吸の土台はかなり整っています。

2. 壁から3m離れて話してみる

家族や友人に協力してもらい、少し離れた位置から普通の音量で話しかけます。「もう少し大きく」と言われるなら音量、「聞き取りにくい」と言われるなら共鳴や滑舌に課題があると判断できます。

3. スマホで録音して聴き返す

自分の声は骨伝導も混ざって聞こえるため、実際より響いて感じられます。録音して客観的に聴くと、こもり具合や語尾の消え方がはっきり見えてきます。地味ですが、もっとも情報量の多い方法です。

自分の出せる音の範囲も把握しておくと練習を組み立てやすいので、音域チェックの方法も参考にしてみてください。

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声量を上げるトレーニング5選

ここからが本題です。自宅でできて、なおかつ効果が実証されている定番メニューを5つ厳選しました。すべてを一度にやる必要はありません。1日全部やらず、目的に合わせて2〜3個を選ぶのが継続のコツです。

あなたの原因に効くトレーニングはどれ?
5つすべてに取り組む必要はありません。前章で当てはまった原因に対応するメニューから、2〜3個を選んで始めてみてください。
原因①呼吸が浅く息が足りない
1腹式呼吸
声のエネルギー源を確保する。すべての土台になるメニュー。
原因②喉に力が入り締まっている
2リップロール
力むと振動が止まるため、脱力できているかを自動でチェックできる。
原因③姿勢が悪く体の支えがない
3ロングトーン
立位で行い、ブレない支えをつくる。秒数を記録すると成長が見える。
原因④共鳴が使えていない
4ハミング
響く位置を体で覚える。「大きいのに届かない」人はここが最優先。
原因⑤口の開きが小さく輪郭がぼやける
5母音発声+表情筋
口角を上げて母音をはっきり。声の抜けと聞き取りやすさが変わる。

① 腹式呼吸|声のエネルギー源をつくる

すべての土台がこれです。まず押さえておきたいのは、腹式呼吸は「お腹に空気を入れる」のではなく、横隔膜が下がった結果お腹がふくらむ現象だという点。仕組みを知らないとお腹を固める誤った癖がつきます。

やり方

  1. 仰向けに寝て、お腹に手を当てる
  2. 鼻から4秒かけて息を吸い、お腹がふくらむのを手で確認する
  3. 口から8秒かけてゆっくり吐く(お腹がへこむ)
  4. これを5〜10回繰り返す

仰向けの状態では自然と腹式呼吸になりやすいため、感覚がつかめない方には特におすすめの姿勢です。慣れてきたら立った状態でも同じ呼吸ができるよう練習してみてください。

立位でも安定してきたら、息を細く長く吐く「ロングブレス」に発展させると、支えの力がさらに育ちます。

② リップロール|喉の力みを抜く

唇を「ブルルル」と震わせながら声を出す練習です。ウォーミングアップの定番として、多くのボイトレ教室が最初に取り入れています。

息の量が適切でないと唇の振動が止まるため、自然と正しい息の量を体で覚えられるのが最大の利点。喉を締めたままではうまく続かないので、力みのチェック機能も兼ねています。

やり方

  1. 唇の力を抜き、息だけで「ブルルル」と振動させる
  2. 安定して振動が続くようになったら、声を乗せて「ブルルル〜♪」と音をつける
  3. 低い音から高い音まで、サイレンのようにスムーズに上下させる

唇が振動しない場合は、指で頬を軽く押さえてサポートするとやりやすくなります。喉への負担も少なく、毎日2〜3分取り入れるだけでも変化が出てきます。

高音になると急に苦しくなる人にも有効なので、高音をラクに出すコツとセットで取り組むと相乗効果が期待できます。

③ ロングトーン|声の持続力と芯をつくる

一定の高さの声をできるだけ長く伸ばす練習です。息の支えと声帯のコントロールを同時に鍛えられます。

やり方

  1. 出しやすい高さで「あー」と発声する
  2. 音程・音量が揺れないようキープしたまま、限界まで伸ばす
  3. 秒数をメモし、少しずつ記録を更新していく

ポイントは、大きな声で頑張らないこと。中くらいの音量で「まっすぐ・ブレない」ことを最優先にしてください。安定して伸ばせるようになるほど、声に芯が出て遠くまで届く感覚が育ちます。

④ ハミング|共鳴を体で覚える

「んー」と鼻に響かせる練習で、共鳴腔の使い方を体得します。鼻腔から頭部にかけての共鳴を感じながら小さく「んー」とハミングすることで、弱音時にも音の芯が保たれる感覚を体得でき、この感覚を保ったまま母音発声に移行するのがポイントとされています。

やり方

  1. 口を閉じ、鼻から息を出しながら「んー」と発声する
  2. 鼻の付け根や頬骨のあたりがビリビリ震える位置を探す
  3. 震えを感じたまま、口を開いて「んー→まー」と母音につなげる

ここで「響く位置」をつかめると、必要以上に力を入れなくても声が飛ぶようになります。共鳴を制する人が声量を制する、といっても大げさではありません。

⑤ 母音発声+表情筋|声の抜けをよくする

最後は、声を前に届けるための仕上げです。「あ・え・い・う・え・お・あ・お」をゆっくり、大きく口を動かして発音する——演劇の現場でも使われる定番の母音練習です。

さらに実践的なコツとして、「ア」「エ」など明るい母音を使って発声し、声を前方に届けるイメージを持つこと。指1本分ほど口角を上げて、笑顔に近い表情で声を出すと、自然と声の抜けがよくなります。

表情が硬いと口腔内のスペースが狭まり、せっかくの響きが閉じ込められてしまいます。鏡の前で口の開きを確認しながら行うと効果的です。

こうした基礎練習の積み重ねが、歌全体のクオリティを押し上げてくれます。上達の全体像はボイトレで歌が上達する仕組みでも詳しく触れています。

どれくらいで効果を実感できる?

声量トレーニングの効果が出るまでの目安
1
2〜4週間
息が安定してくる
ロングトーンの秒数が伸び、フレーズ後半で声がしぼみにくくなる。最初に自覚できる変化。
2
2〜3か月
音域が広がる
支えができることで高音・低音がラクになり、出せる範囲が少しずつ拡張していく。
3
半年以上
声の通り・表現力が変わる
周囲から「聞き取りやすくなった」と言われる段階。強弱のコントロールも自在に。
前提となるのは「毎日5分の継続」です。週1回まとめて1時間やるより、短時間を毎日重ねるほうが体は覚えてくれます。2週間で変化がないからと中断してしまうのが、いちばんもったいないパターンです。

気になるのが「いつ変わるのか」という点です。目安として、息の安定なら2〜4週間、音域の広がりなら2〜3か月、声の通りや表現力なら半年以上が一つの基準とされています。

つまり、「息が続くようになった」という手応えは比較的早く訪れる一方、「声が通るようになった」と周囲に言われるまでには、それなりの時間が必要ということ。2週間やって変化がないからと投げ出すのは、あまりにもったいない話です。

毎日5分でも構いません。むしろ、週1回に1時間まとめてやるより、短時間を毎日続けるほうが体は覚えてくれます。

やってはいけないNG練習

声量アップを焦るあまり、逆効果になってしまうケースも少なくありません。

大声を出し続ける
音量を上げれば鍛えられる、という発想は危険です。喉を痛めるだけで、共鳴も呼吸も鍛えられません。

ウォーミングアップなしで歌い始める
冷えた状態の喉は開きにくく、負担が集中します。リップロールやロングブレスを先に挟むだけで、声の出方は変わります。

喉に痛みや違和感があるのに続ける
間違った方法や過度なトレーニングは喉を傷める原因になります。違和感があれば即座に中断し、休息を優先してください。

大きい声だけを追いかける
声量を上げる訓練だけでなく、自在に絞ったり解放したりするコントロール力を磨くことが、最終的に豊かな声の表現力へつながります。強弱両方向から声を鍛えることで喉への過度な負担も軽減され、長期的に安定した発声を維持しやすくなります。

声量が上がると何が変わるのか

トレーニングを続ける動機づけとして、得られるメリットにも触れておきます。

歌が格段に安定する
息の支えができると、音程も取りやすくなります。声量アップは音程改善とセットで効いてくるので、カラオケの点数にも素直に反映されます。実践の場としてはカラオケで上手に歌うコツもあわせて活用してみてください。

喉が疲れにくくなる
喉に頼らず体で支える発声が身につくと、長時間歌っても声が枯れにくくなります。バンド活動などで歌う機会が多い方には特に大きな差です。バンドボーカル向けのボイトレでも、この土台づくりが重視されています。

話し声にも好影響が出る
声量は歌だけの問題ではありません。会議での発言、接客、電話対応——通る声は日常の説得力そのものを変えます。話し方・話し声のボイトレに関心がある方にも、ここで紹介したメニューはそのまま使えます。

表現の幅が広がる
声量に余裕があると、あえて小さく歌う繊細な表現も自在にコントロールできます。ミュージカルや舞台を志す方はミュージカル向けボイトレ、プロを目指す方はプロ志向のボイトレも参考になるはずです。

独学の限界とボイトレ教室という選択肢

ここまで紹介したメニューは、独学でも十分に取り組めます。ただし、正直にお伝えすると独学には明確な壁があります。

自宅で1人で練習しても土台はつくれますが、喉の力みや声の癖は自分では聞こえません。1〜3か月続けて壁を感じたら、教室の体験レッスンでプロに聞いてもらう選択肢があります。

これは声量トレーニング特有の難しさでもあります。自分では「脱力できている」つもりでも、実際には喉が締まっている——こうしたズレは、外から聴いてもらわないと永久に気づけません。「自分の発声のどこに問題があるのか分からない」「練習しているのに変化が感じられない」という場合は、一度プロのボイストレーナーに見てもらうのがおすすめとされる理由もここにあります。

独学のメリット・デメリットを整理したうえで判断したい方は、独学ボイトレの限界と工夫を先に読んでおくと納得感を持って選べます。マンツーマン指導の価値についてはマンツーマンレッスンの魅力、通うこと全体の効果はボイトレに通うメリットにまとめています。

声量アップにおすすめのボイトレ教室

声量アップにおすすめのボイトレ教室 比較表
スクール名 特徴 詳細記事 公式サイト
シアーミュージック 全国展開のマンツーマン専門校。無料のブース練習で発声トレーニングを毎日積み重ねられる。 詳細を見る 公式HP
EYS音楽教室 サポートが手厚く初心者に優しい。腹式呼吸や共鳴の基礎から丁寧に指導してもらえる。 詳細を見る 公式HP
椿音楽教室 マンツーマン専門でスタジオ・オンライン両対応。発声の土台をじっくり固めたい人向け。 詳細を見る 公式HP
NAYUTAS(ナユタス) プロ志向にも対応する本格派。喉の力みや共鳴の位置を細かく矯正してもらえる。 詳細を見る 公式HP
Beeミュージックスクール ボーカルから楽器まで幅広く対応。声量アップに関するコラムや指導実績が豊富。 詳細を見る 公式HP
アバロンミュージックスクール 独自メソッドで呼吸・発声を基礎から強化。オンライン受講にも対応している。 詳細を見る 公式HP
ボーカルレッスンMyu アットホームな雰囲気で初心者に人気。緊張せず声を出せる環境で練習を重ねられる。 詳細を見る 公式HP
ブラッシュボイス マンツーマンの出張・オンライン対応が中心。自宅で声量トレーニングを受けたい人に。 公式HP
オトノミチシルベ 全国の教室・講師を探せるマッチングサービス。近場で相性の良い講師を見つけやすい。 公式HP

よくある質問

声量アップに関するよくある質問
Q声が小さいのは生まれつきの体格の問題ですか?
体格が声質に影響する面はありますが、声量そのものは呼吸・共鳴・姿勢という後天的な要素で大きく変わります。小柄でも驚くほど声が通る人がいるのは、体の使い方を習得しているからです。体格を理由にあきらめる必要はありません。
Q毎日どれくらい練習すればいいですか?
5〜10分で十分です。メニューを2〜3個に絞り、毎日続けるほうが結果につながります。長時間の練習はかえって喉を痛めるリスクがあるため、量より頻度を優先してください。週1回まとめて1時間やるより、短時間の積み重ねのほうが体は覚えてくれます。
Qマンションでも練習できますか?
腹式呼吸・リップロール・ハミングは音量が小さいため、集合住宅でも取り組みやすいメニューです。ロングトーンや母音発声は、カラオケボックスや車内など声を出せる環境を確保すると安心して練習できます。近くのスタジオを探すならエリア別のボイトレ教室もあわせてチェックしてみてください。
Q声量が上がると声質も変わりますか?
声帯そのものは変わりませんが、共鳴の使い方が変わることで「厚み」「明るさ」の印象は大きく変化します。こもった声が抜けの良い声に変わった、という声はよく聞かれます。あわせて滑舌のトレーニングに取り組むと、聞き取りやすさもさらに向上します。
Q大きい声を出すと喉が痛くなります。どうすれば?
喉に力が入っているサインです。音量を上げようと喉で押し出す発声を続けると、痛みや声枯れの原因になります。まずはリップロールで脱力の感覚をつかみ、腹式呼吸で体の支えをつくってください。痛みがあるうちは練習を中断し、休息を優先しましょう。
Q独学とボイトレ教室、どちらがおすすめですか?
土台づくりまでは独学でも進められます。ただし、喉の力みや発声のクセは自分では聞こえないため、1〜3か月続けて壁を感じたらプロの耳を借りるのが近道です。独学ボイトレの限界を踏まえたうえで、まずは無料体験レッスンで相性を確かめてみてください。

まとめ

声量は、喉の頑張りではなく呼吸・共鳴・姿勢の三本柱で決まります。「大きい声を出す」のではなく「よく響く声をつくる」——この発想の転換ができると、練習の効率は一気に上がります。

今日から始めるなら、まずは腹式呼吸とリップロールの2つだけで構いません。息の安定は数週間で手応えが出てきます。そのうえで壁を感じたら、プロの耳を借りるタイミングです。

聞き返されることのない、自信を持って届けられる声へ。小さな積み重ねが、確実にあなたの声を変えていきます。