ドラムのバスドラムが踏めない時の改善法|初心者向け完全ガイド

ドラム初心者講座

バスドラムが踏めない原因(力・姿勢・ペダル調整)

「バスドラムを踏んでも音が弱い」「うまく連打できない」と感じる初心者は少なくありません。実は、その原因は大きく3つに分けられます。

  1. 力の使い方が間違っている
    つま先や太ももに余計な力が入ると、足が固まってペダルがスムーズに動きません。特に初心者は「踏もう」と意識しすぎて力みがちです。
  2. 姿勢が悪い
    椅子が高すぎたり低すぎたりすると、足首の角度が合わずに踏みにくくなります。背中が丸まっていると体重が正しく伝わらないため、音も弱くなりがちです。
  3. ペダルの調整不足
    バネの強さやビーターの角度が合っていないと、踏みやすさが大きく変わります。初期設定のまま使って「重い」「跳ね返らない」と感じている人は、調整不足が原因かもしれません。

👉 まずは自分がどのタイプに当てはまるか確認するのが第一歩です。

初心者向けの改善練習法

足首・ふくらはぎの使い方

バスドラムが踏めない原因の多くは「足首の動かし方」にあります。

  • 基本の動き
    かかとを軽く上げ、足首を支点にしてビーターを打面に当てます。このとき、ふくらはぎの筋肉を意識すると安定しやすいです。
  • 練習法
    1. メトロノームを60に設定して、1拍ごとにかかとを上げ下げ。
    2. 慣れたらBPM80〜100まで少しずつ上げる。
    3. 連打練習は「1拍に2回」からスタート。

👉 ふくらはぎの動きがスムーズになると、自然に音量も揃ってきます。

シングルペダルの踏み方

初心者がまず身につけるべきはシングルペダルの正しい踏み方です。

  • ヒールアップ奏法
    かかとを浮かせて踏む方法。パワーが出やすく、ロックやポップスで定番。
  • ヒールダウン奏法
    かかとを付けたまま踏む方法。小さな音をコントロールしやすく、ジャズや静かな曲で使われます。
  • 練習の流れ
    1. ヒールアップで4分音符を安定して刻む
    2. ヒールダウンで同じ練習を繰り返す
    3. 曲に合わせて使い分けを体で覚える

👉 初心者はまずヒールアップでしっかり音を出すことから始めるのがおすすめです。

こちらの動画ではバスドラムの踏み方を解説してくれています。

メトロノームを使った練習方法

バスドラムが踏めない人にとって、メトロノーム練習は必須です。

  • ステップ1:ゆっくりのテンポで練習
    BPM60〜70で4分音符をしっかり刻む。音が安定するまで速度は上げない。
  • ステップ2:8分音符・16分音符へ
    右足だけで「タタタタ」と刻む。均等に踏むのがポイント。
  • ステップ3:曲に合わせる
    好きなロックやポップスの曲に合わせて踏む。実際の音楽に乗ることで練習が楽しくなります。

ドラムのリズム感がない人の改善練習法|初心者でもできる鍛え方【完全ガイド】

よくある失敗例と回避方法

失敗例1:足を力いっぱい踏み込む

回避法:力で踏むのではなく、足首のしなやかな動きを意識。

失敗例2:ペダルの調整をしていない

回避法:スプリングの硬さやビーターの角度を自分に合わせる。

失敗例3:テンポを急に上げすぎる

回避法:テンポは少しずつ上げる。BPM5刻みで慣れていくと失敗が減ります。

失敗例4:椅子の高さが合っていない

回避法:太ももが床と水平になる高さに調整するのが基本。

バスドラム改善に役立つ追加練習法

ダブルストロークの基礎練習

右足で「ドドッ」と2回続けて踏む練習。最初はBPM60でゆっくり。速さよりも「均等な音」を意識する。

両足の独立練習

左足でハイハットを刻みながら、右足でバスドラムを踏む。手と足がバラバラに動かせるようになると、リズム全体が安定します。

バスドラムが踏めない人におすすめの練習環境

  • 練習パッド付きペダル:自宅でも静かに踏み方を練習できる
  • 電子ドラム:音量調整が可能で、夜でも練習できる
  • スタジオ練習:本物のペダルとバスドラムで週1回でも練習すると感覚が早くつかめる

まとめ|バスドラムが踏めないのは必ず克服できる

  • バスドラムが踏めない原因は「力・姿勢・ペダル調整」
  • 改善には「足首・ふくらはぎの使い方」と「シングルペダル練習」が効果的
  • メトロノーム練習でテンポを安定させるのが重要
  • よくある失敗例を避けることで効率よく上達できる

ドラム初心者でも、正しい練習を続ければ必ずバスドラムは踏めるようになります。

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