リズム感がない人の特徴

「自分はリズム感がないからドラムは無理かも…」と悩む方は多いです。けれど、実際に楽器を始めると、ほとんどの人が最初はリズムをうまく刻めません。リズム感がない人にはいくつか共通する特徴があります。
- テンポが安定しない
曲に合わせて叩いているつもりでも、速くなったり遅くなったりしてしまう。特にフィルインの後でテンポが乱れやすいです。 - 手と足がバラバラに動かない
ドラムは「右手ハイハット・左手スネア・右足バスドラム」と複数の動きを同時に行います。慣れていない人は、どれかの動きに意識が集中してしまい、リズムが崩れてしまいます。 - カウントが取れない
曲を聴いた時に「1拍目がどこかわからない」「4拍子と3拍子の違いがつかめない」という人も多いです。音楽を聴いてもリズムを身体で感じられないことが特徴です。
👉 ただし安心してください。これらは練習次第で必ず改善できるものです。
リズム感を鍛えるための練習法
ここからは、リズム感がない人でも少しずつ改善できる具体的な練習方法を紹介します。
メトロノーム練習(リズム感改善の王道)

リズム感がない人が最初に取り組むべきは、メトロノームを使った練習です。
- やり方
- BPM(テンポ)を60に設定して、四分音符に合わせて手を叩く。
- 慣れてきたら八分音符・十六分音符に変えていく。
- 最終的には裏拍(メトロノームの音の間に拍を入れる)を意識して練習する。
- ポイント
ただ音に合わせるのではなく、自分の身体でリズムを感じることが大切です。例えば、足でカウントを踏みながら手でクラップすると、身体全体でリズムを意識できます。 - 具体例
プロのドラマーでも毎日メトロノームで基礎練習をしています。リズム感は「才能」ではなく「習慣」で磨かれるものです。
足・手を分離する練習(ドラム特有のリズム感強化)
ドラムで一番つまずきやすいのが「手足の分離」です。リズム感がない人はここで苦戦することが多いですが、正しい練習法を繰り返せば必ずできるようになります。
- 基礎練習例
- 右手:ハイハットで「チッチッチッ」と8分音符。
- 左手:スネアを2拍目と4拍目に。
- 右足:4分音符でバスドラム。

この組み合わせ(基本の8ビート)を最初はゆっくり(BPM60程度)で練習します。慣れてきたらテンポを少しずつ上げていきましょう。
- ポイント
いきなり速く叩こうとせず、「ゆっくり正確に」を意識すること。最初は手と足がバラバラになって当たり前なので、焦らずコツコツ練習するのが大事です。
家でできるリズム感トレーニング
「ドラムを持っていないけど練習できるの?」と不安に思う人もいますが、実は家でもできるトレーニング方法はたくさんあります。
- クラップ練習
音楽を流して手拍子でリズムをとる。テレビCMの音楽や好きな曲でもOK。大事なのは曲に対して自分の拍がズレないこと。 - 足踏み練習
足で4分音符を踏みながら、手で8分音符や16分音符を打つ。これだけでもドラムに必要なリズム感を鍛えられます。 - アプリ練習
スマホアプリのメトロノームやリズムゲームを活用。特にリズムゲームは遊びながら自然とリズム感を鍛えられるのでおすすめです。
初心者でもリズム感を鍛えるコツ
リズム感がない人でも、コツを意識すれば効率よく上達できます。
- 短時間でも毎日続ける
1日10分でも良いので、毎日リズムに触れる時間を作ると上達が早いです。 - 身体全体でリズムを感じる
手だけでなく足や体を揺らしながら練習すると、自然に拍を取れるようになります。 - 曲に合わせて練習する
メトロノームだけでなく、好きな曲に合わせてドラムや手拍子をすると「音楽の中でのリズム感」が身につきます。
ドラムのリズム感改善に役立つプラス練習法

歌いながら叩く
初心者は演奏中にリズムを数える癖をつけると安定しやすくなります。例えば「1・2・3・4」と声に出しながらドラムを叩くことで、リズムの土台が崩れにくくなります。
録音してチェックする
自分の演奏を録音して聴き直すと「思っていたより速くなっていた」「スネアのタイミングがずれている」などの気づきが得られます。プロも必ずやっている練習法です。
まとめ|リズム感がない人でも練習で改善できる
ドラムのリズム感がないと悩むのは自然なことですが、正しい練習法を続ければ誰でも改善できます。
- メトロノーム練習でテンポ感を養う
- 足と手を分離する練習で基本ビートをマスターする
- 家でもクラップや足踏みでリズムを鍛える
焦らずコツコツ続けることで、必ずリズム感は身についていきます。
もっと効率よく上達したい人へ
独学だけでなく、プロの講師に基礎から指導してもらうとリズム感は一気に伸びます。
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子供のうちからドラムを習うこともおすすめです。幼児や小学生~中学生を対象にした音楽教室も数々あるので若い時からレッスンに通って基礎を身に着けることもおすすめです。
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