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ミックスボイスとは?出し方と練習法|裏声との違い・感覚のつかみ方【男性・女性】

ボイストレーニング
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この記事の執筆・編集
Muuugic編集部

Muuugic編集部は、ギター・ベース歴20年、ドラム歴15年の音楽経験をもとに、音楽教室や楽器練習に関する情報を発信しています。実際にボイトレ教室・ドラム教室へ通った経験や、WEBライター歴7年の知識を活かし、初心者にもわかりやすく信頼できる内容をお届けします。

ミックスボイスとは、地声と裏声が切り替わる高さでも声がひっくり返らず、地声のような芯を残したまま高い音までつながって聞こえる歌い方のことです。

「サビの高い音になると、のどが締まって苦しい」「高くなった瞬間に裏声に変わって、急に声が弱くなる」。カラオケでこんな悩みを抱えている人が、最後にたどり着くのがミックスボイスという言葉かもしれません。

ただ、ミックスボイスは「感覚」で語られることが多く、読んでも何をすればいいのか分かりにくいのが正直なところです。この記事では、自分の声が切り替わる場所を確かめるところから始めて、初心者向けの5ステップ、タイプ別の1日10分メニュー、うまくいかないときの直し方まで、順番に練習できる形にまとめました。

高音が出ない原因そのものを知りたい人は、先に高音が出ない原因と改善法を読んでおくと、この記事の練習が理解しやすくなります。

ミックスボイスとは?地声・裏声との違いを簡単に

歌声は、大きく分けると「地声」と「裏声」の2つがあります。地声は話し声に近い芯のある声、裏声は軽くやわらかい声です。多くの人は、ある高さを境に地声から裏声へ切り替わり、そこで声の太さや大きさに段差が出ます。

この切り替わり目を、段差を感じさせずに通り抜けられる歌い方が、一般に「ミックスボイス」と呼ばれています。

地声・裏声・ミックスボイスの違い聞こえ方と感覚の目安

→ 表は横にスクロールできます

比べること地声チェスト裏声ファルセット・ヘッドミックスボイスこの記事での意味
聞こえ方話し声に近く、芯があるやわらかく軽い。息っぽく聞こえることも地声のような芯を残したまま、高い音まで続く
出しやすい高さ低め〜中くらい高め地声と裏声が切り替わる高さをまたいで出せる
のどの感じ高くなるほど押し上げる感じが出やすい楽だが、大きな声は出しにくい切り替わり目でも力みが少ない(目指す状態)
よくある悩み高音で苦しい、サビで声が枯れる声が弱い、息がもれる感覚がつかめない、日によって安定しない

※呼び方や定義は、指導者や研究者によって違います。この表は、歌う人が感じる「聞こえ方・感覚」の目安です。

どんな声?聞こえ方の特徴

ミックスボイスがうまくいっているとき、聞いている人には「地声のまま高い音まで出ている」ように聞こえます。一方で、歌っている本人は、地声で押し上げているときのような苦しさを感じにくいのが特徴です。

反対に、切り替わり目で声がひっくり返ったり、高い音だけ急に息っぽくなったりする場合は、まだ地声と裏声がつながっていない状態です。

実は定義がひとつに決まっていない

ミックスボイスは便利な言葉ですが、学術的にはっきりした定義があるわけではありません。

海外の歌唱指導の専門誌では、今の声区(地声・裏声などの区分)の呼び方のままでは、ミックスを説明しにくいという指摘があります。研究者の間でも、「地声と裏声は歌っている最中に混ざらない」という考え方と、「混ぜたりなじませたりできる」とする研究があり、見方が分かれています。

また、「地声はこの筋肉、裏声はあの筋肉」と単純に分けられるという前提も、のどの筋肉の働きを直接測った予備的な研究では支持されませんでした。筋肉の働きは、声区よりも音の高さの影響が大きい可能性があると報告されています。

そこでこの記事では、筋肉の名前で説明するのではなく、「切り替わり目で声がひっくり返らず、つながって聞こえること」をゴールにして練習を組み立てます。耳で聞いて確かめられるので、ひとりで練習するときも迷いにくくなります。

まず自分の「声が切り替わる場所」を知る

ミックスボイスの練習で最初にやってほしいのが、自分の声がどの高さで切り替わるのかを知ることです。切り替わる高さは人によって違うため、「この音から練習しましょう」と全員に同じ音を当てはめることはできません。

切り替わり目の目安になるのが、地声で出せる一番高い音です。muuugicの音域チェッカーなら、マイクに向かって声を出すだけで、地声の最高音と裏声の最高音を分けて測れます。

声が切り替わる場所と、3つの歌い方

左が低い音、右が高い音。点線が地声と裏声の切り替わり目(高さは人によって違います)

切り替わり目

目指す形ミックスボイス

段差なくつながる

地声の芯を残したまま、切り替わり目を通って高い音まで続く

タイプA地声を張り上げてしまう

苦しい・ひっくり返る

切り替わり目を過ぎても地声で押し上げ、限界で裏声に落ちる

タイプB裏声に逃げてしまう

急に弱くなる

切り替わり目の手前で裏声に変わり、声の太さに段差ができる

低い音高い音

地声裏声ミックス無理な張り上げ

図のように、切り替わり目でのつまずき方は大きく2つに分かれます。どちらに近いかで、練習の重点が変わります。

あなたはどっち?タイプ診断当てはまるものにチェックを入れてください

タイプA地声を張り上げてしまう

タイプB裏声に逃げてしまう

チェックが多かったほうが、今のあなたのタイプです。同じくらいなら、両方の練習を日替わりで行いましょう。

タイプAの人:まず裏声を楽に出せるようにしてから、小さめの音量で切り替わり目をつなぐ練習を多めに。

タイプBの人:地声の芯を残したまま、切り替わり目の直前を少しだけ強めに出す練習を多めに。

地声を張り上げてしまうタイプ

切り替わり目を過ぎても地声のまま押し上げ、限界のところで急に裏声に落ちるタイプです。サビのたびにのどが締まる、1曲歌うと声がかすれる、という人はこちらに近いはずです。

このタイプは、裏声が育っていないために、地声で押すしかない状態になっていることがあります。まずは裏声を楽に出せるようにして、小さめの音量で切り替わり目を通る練習を多めにしてください。大きな声で高音を押し上げ続ける歌い方は、のどへの負担にもつながります。

裏声に逃げてしまうタイプ

切り替わり目の手前で裏声に変わってしまい、高い部分だけ声が細く弱くなるタイプです。「ひっくり返るのが怖くて、早めに裏声にしてしまう」という人も少なくありません。

このタイプは、地声の芯を残したまま、切り替わり目の近くまで声を運ぶ練習が中心になります。裏声に変わりそうな音を、ほんの少しだけ強めに出す練習が役立ちます。

男性と女性で出し方は違う?

切り替わる高さは、男性と女性で、さらに一人ひとりで違います。ただ、練習の考え方そのものは同じです。

海外の論文では、ポップスの流行の影響で、女性は地声を高く押し上げがち、男性は裏声に頼りがちという傾向が指摘されています。ただし、日本でカラオケを楽しむ人にそのまま当てはまるとは限りません。性別で決めつけず、タイプ診断と音域チェッカーの結果で、自分に合う練習を選んでください。高音や低い声に悩んでいる男性は、男性向けボイトレ教室の記事も参考になります。

ミックスボイスの出し方|初心者向け5ステップ

ここからは、実際の出し方を5つのステップで紹介します。一気に進めようとせず、「できたら次へ」の目安をクリアしてから次の段に進んでください。

ミックスボイスの出し方:5ステップ

「できたら次へ」の目安をクリアしてから、次の段に進みます

STEP 1

裏声を楽に出す

できたら次へ裏声の「ホー」を、のどが痛くならずに5秒伸ばせる

STEP 2

ストロー・リップロールで上げ下げ

できたら次へ低い音から高い音まで、途切れずにサイレンできる

STEP 3

小さめの音量で切り替わり目を通る

できたら次へ小さな声なら、ひっくり返らずに通り抜けられる

STEP 4

「ウ」「オ」で5つの音をつなぐ

できたら次へ「ドレミレド」で切り替わり目をまたいでも段差が小さい

STEP 5

短いフレーズから歌へ

できたら次へ録音で、切り替わり目の声の太さが急に変わらない

うまくいかない日は、1つ前の段に戻ってOKです。のどが痛くなったら、その日の練習は終わりにしましょう。

① のどの力を抜いて、裏声を楽に出す

最初にやるのは、地声ではなく裏声の練習です。裏声が弱いままだと、切り替わり目でつなぐ相手がいないからです。

  • 楽に出せる高さで、フクロウの鳴きまねのように裏声で「ホー」と出す
  • 5秒伸ばして、のどが痛くならないかを確かめる
  • 慣れたら、裏声のまま小さく音を上げ下げする

あくびの始まりのように、のどの奥が少し広がる感じがあると、裏声を出しやすくなる人もいます。のどの力を抜く感覚については、高音が出ない原因と改善法でもくわしく解説しています。

② ストロー・リップロールで音を上げ下げする

次に、ストローをくわえて「ウー」と声を出す「ストロー発声」や、唇を震わせる「リップロール」で、低い音から高い音へ、また低い音へとサイレンのように上げ下げします。

唇やストローで口の出口を狭める練習は、海外の音声研究で「SOVT(半閉鎖声道)エクササイズ」と呼ばれています。この練習には、声区の不安定さを避けて、ミックスを支える働きがあると説明されています。声帯同士のぶつかり合いを抑えながら音を上げ下げしやすい点も、切り替わり目の練習に向いている理由です。

ストロー発声のやり方は、家でボイトレする方法で図解しています。

③ 小さめの音量で、切り替わり目を通る

サイレンができるようになったら、ストローを外して「ウー」で同じように上げ下げしてみてください。このとき大事なのが、音量を小さめにすることです。

歌唱指導の論文では、弱い音は裏声側へ、強い音は地声側への移り変わりを助けると紹介されています。大きな声のまま切り替わり目に突っ込むと、地声で押し上げてひっくり返りやすくなります。まずは小さな声で、ひっくり返らずに通り抜ける感覚をつかみましょう。

裏声に逃げてしまうタイプの人は、反対に、切り替わり目の直前でほんの少しだけ音量を足すと、地声の芯が残りやすくなります。

④ 「ウ」「オ」など口を狭めた母音でつなぐ

慣れてきたら、「ドレミレド」のように5つの音を、切り替わり目をまたぐ高さで歌います。最初の母音は「ウ」がおすすめです。

「ウ」や「オ」のように口の開きが小さい母音は、ストロー発声と同じく、口の出口を狭める練習の仲間として挙げられています。「ウ」でつながるようになったら「オ」、次に「ア」や「エ」と、口の開いた母音へ広げていきましょう。

上がるときにどうしても力が入る人は、高いほうから下りてくる向きでも練習してみてください。

⑤ 短いフレーズから歌に移す

最後に、歌いたい曲の中から、切り替わり目が出てくるフレーズを1つだけ選びます。

  • ストローをくわえて、メロディだけをなぞる
  • 「ウ」でメロディを歌う
  • 歌詞をつけて歌う

この3段階で進めると、歌詞をつけたとたんに力が戻ってしまうのを防ぎやすくなります。1曲まるごとではなく、1フレーズずつが基本です。

ミックスボイスの感覚とは?つかめたときのサイン

「ミックスボイスの感覚がつかめない」「一度できたのに、次の日には感覚を忘れていた」。こうした悩みが多いのは、感覚が言葉にしにくく、人によって感じ方も違うからです。

そこで、感覚そのものを追いかけるより、外から確かめられるサインで判断するのがおすすめです。

感覚がつかめてきたときの5つのサイン「なんとなくできた」を、確かめられる形にします

  1. 切り替わり目で、声の大きさが急に変わらない大きくなったり、急に小さくなったりしない
  2. 同じ高さを、小さめの声でも少し大きめの声でも出せる音量を変えても、ひっくり返らない
  3. 高い音でも、首や肩に力が入っていない鏡で見て、首の筋が浮いていない
  4. 歌い終わったあと、のどがヒリヒリしない練習後に声がかすれていない
  5. 録音で、低い部分と高い部分の声がつながって聞こえる切り替わり目で、急に別の人の声のようにならない

地声寄り?裏声寄り? ちょうどいい位置を探す

地声寄りすぎ苦しい・張り上げる → 音量を少し下げる
ちょうどいい位置は人によって違う
裏声寄りすぎ息っぽい・弱い → 少しだけ強めに

地声寄りか裏声寄りかのちょうどいい位置は、人によって違います。苦しいなら少し裏声側へ、息っぽいなら少し地声側へと調整しながら、自分の「真ん中」を探してみてください。

感覚を忘れないための記録のしかた

うまくいった日の感覚は、時間がたつと驚くほど忘れてしまいます。次の3つを残しておくと、感覚を取り戻しやすくなります。

  • うまくいったフレーズを、スマホで録音しておく
  • そのとき意識していたことを、一言メモに残す(例:「ウで小さめ」「肩を下げた」)
  • 月に1回、音域チェッカーで地声と裏声の最高音を記録する

調子が悪い日は、録音を聴いてから練習を始めると、「この声を目指せばいい」という目標がはっきりします。

1日10分のミックスボイス練習メニュー

5つのステップを、毎日10分で回せる形にしました。タイプ診断の結果に合わせて、タブを切り替えてください。

1日10分のミックスボイス練習メニュー

タイプ診断の結果に合わせて、タブを切り替えてください

ねらい:裏声を楽に出せるようにして、小さめの音量で切り替わり目を通る感覚をつかむ

  1. 0〜1分STEP1

    首・肩・あごをゆるめる無音

    首をゆっくり倒し、肩を持ち上げてストンと落とします。

  2. 1〜3分STEP2

    裏声の「ホー」小さめ

    楽に出る高さで、裏声の「ホー」を5秒×3回。そのあと、裏声のまま小さくサイレン。

  3. 3〜5分STEP3

    ストロー発声のサイレン小さめ

    「ウー」で低い音から高い音へ、また低い音へ。切り替わり目を通るところで力まないことだけ意識します。

  4. 5〜7分STEP4

    「ウ」で5つの音をつなぐ小さめ

    「ドレミレド」を、切り替わり目をまたぐ高さで。上がるときに力むなら、高いほうから下りる向きでも練習します。

  5. 7〜9分STEP5

    練習曲のフレーズ小さめ

    切り替わり目が出てくるフレーズを、ストロー →「ウ」→ 歌詞の順に歌います。

  6. 9〜10分STEP6

    録音して確認聴くだけ

    STEP5を録音して、切り替わり目で声がひっくり返っていないかを聴きます。

注意:張り上げタイプの人ほど、つい大きな声に戻りがちです。10分間は「小さめ」を守りましょう。

ねらい:地声の芯を残したまま、切り替わり目の手前で裏声に逃げない感覚をつかむ

  1. 0〜1分STEP1

    首・肩・あごをゆるめる無音

    首をゆっくり倒し、肩を持ち上げてストンと落とします。

  2. 1〜3分STEP2

    地声の「ウー」ロングトーン話し声くらい

    切り替わり目より少し低い高さで、話し声くらいの音量の「ウー」を5秒×3回。

  3. 3〜5分STEP3

    リップロールのサイレン小さめ

    「ブルル」で低い音から高い音へ、また低い音へ。途中で唇の震えが止まらないように通ります。

  4. 5〜7分STEP4

    「ウ」「オ」で5つの音をつなぐ少し強め

    「ドレミレド」を切り替わり目をまたぐ高さで。裏声に変わりそうな音を、ほんの少しだけ強めに出します。

  5. 7〜9分STEP5

    練習曲のフレーズ話し声くらい

    切り替わり目が出てくるフレーズを、ストロー →「ウ」→ 歌詞の順に歌います。

  6. 9〜10分STEP6

    録音して確認聴くだけ

    STEP5を録音して、高い部分だけ息っぽくなっていないかを聴きます。

注意:「強め」は、のどを締めて押すことではありません。苦しくなったら音量を戻してください。

ミックスボイスの練習は、長時間やるより、短い時間を毎日続けるほうがのどへの負担も少なく済みます。10分を超えて練習したい日も、のどに疲れを感じたらそこで終わりにしてください。ミックスボイス以外も含めた、歌が上手くなる練習の全体像は歌が上手くなる方法とは?でまとめています。

ミックスボイスが安定しない・失敗する原因と直し方

ミックスボイスの練習では、うまくいかない日があって当たり前です。ただ、同じ失敗を続けていると、変な癖がついたり、のどを痛めたりする原因になります。次の表で、今の症状に近いものを探してみてください。

こんな症状が出たら考えられる原因直し方
1切り替わり目で声がひっくり返る

原因

地声のまま押し上げて、限界で急に裏声に落ちている

直し方

小さめの音量でサイレンに戻る。ストロー発声で切り替わり目を通る練習から
2高い音でのどが締まり、顔が赤くなる

原因

切り替わり目を過ぎても、地声を無理に押し上げている

直し方

裏声の練習を増やす。練習曲はキーを下げて、苦しくない高さから
3高い音が息っぽく、弱々しい

原因

裏声側に寄りすぎて、地声の芯がなくなっている

直し方

切り替わり目の直前を少し強めに。「ウ」のロングトーンで芯を残す
4鼻にかかった細い声で、変な声に聞こえる

原因

響きを作ろうとして、鼻に集めすぎたり口を狭めすぎたりしている

直し方

母音を「ウ」→「オ」→「ア」と広げる。録音で、普段の声とのつながりを確かめる
5日によってできたりできなかったりする(安定しない)

原因

その日ののどの状態や、感覚だけに頼っている

直し方

毎回同じメニューから始める。できた日の録音とツールの結果を残しておく
6練習のあと、声がかすれる・枯れる

原因

練習時間が長すぎる、または張り上げている

直し方

1回10分ほどで区切り、休む。翌日も残るなら、その日は声を出さない練習だけに
7のどの痛みや声のかすれが3週間を超えて続く受診の目安

原因

声の使いすぎのほか、声帯の病気などが隠れていることもある

直し方

練習を休んで、耳鼻咽喉科へ。声帯を診てもらい、医師の指示に従う

特に注意したいのが、地声で無理に押し上げる歌い方を続けることです。大声で叫ぶ、声高に歌うといった声帯への負担が続くと、声帯結節(声帯の一部がタコのように硬くなる状態)の原因になるとされています。声のかすれなどの症状が3週間を超えて続く場合は、声帯を診てもらう必要があるとされているので、練習で直そうとせず、耳鼻咽喉科を受診してください。

無料ツールでミックスボイスの上達を確かめる

ミックスボイスは、上達しているのかどうかが自分では分かりにくい練習です。muuugicの無料ツールは、アプリを入れなくても、スマホやパソコンのブラウザでそのまま使えます。月に1回の記録に使ってみてください。

ミックスボイスの上達を確かめる3ステップ無料・アプリ不要

STEP 1

音域チェッカー

地声と裏声の最高音を記録する

わかること:地声の最高音(切り替わり目の目安)と、裏声の最高音

音域を測る

STEP 2

音痴診断

切り替わり目の音程を確かめる

わかること:お手本の音と自分の声の高さのズレ

音程のズレを測る

STEP 3

カラオケのキー計算

練習曲のキーを決める

わかること:今の音域で無理なく歌えるキー

キーを計算する

記録のコツ:測った日付と結果をスクリーンショットで残し、月に1回、同じ時間帯に測り直します。地声で楽に出せる一番高い音が変わったかどうかが、練習の手ごたえを確かめる材料になります。

音域チェッカーで地声と裏声の最高音を記録する

音域チェッカーは、地声の一番低い音・一番高い音と、裏声の一番高い音を分けて測れるツールです。地声の最高音が、あなたの切り替わり目の目安になります。

練習を始める前に一度測っておき、1か月後にもう一度測って比べてみましょう。

音痴診断で切り替わり目の音程を確かめる

切り替わり目を通るとき、声がひっくり返らなくても、音程が下がったり上ずったりしていることがあります。音痴診断(音感テスト)では、流れた音と同じ高さで声を出して、ズレを数字で確認できます。音程のズレが気になる人は、原因のタイプ別に直し方をまとめた音痴の治し方も参考にしてください。

練習曲はキー計算でキーを合わせて選ぶ

ミックスボイスの練習曲を選ぶときは、曲名よりも「切り替わり目が何回か出てくる」「サビの最高音が今の音域より少し上くらい」という条件で選ぶのがおすすめです。高すぎる曲を原キーで歌い続けると、張り上げの癖が強くなってしまいます。

カラオケのキー計算を使えば、自分の音域と歌いたい曲から、無理なく歌えるキーが分かります。声が低めで、歌える曲を探している人は、音域つきの曲リストも参考にしてください。

カラオケで練習の成果を確かめるなら、採点機能の使い方をまとめた記事も役に立ちます。

独学で限界を感じたら

ミックスボイスは、自分の声を自分で正しく聞き分けるのが難しい練習です。録音しても「これで合っているのか」が分からない、張り上げの癖がなかなか抜けない、という段階まで来たら、プロに声を聴いてもらうのが近道になります。

独学と教室の違いは独学 vs ボイトレ教室|本当に上達するのはどっち?で比べています。教室に通う時間がない人は、オンラインレッスンも選択肢です。

体験レッスンで「ミックスボイスを練習したい」と伝えるときは、ボイトレ体験レッスンで聞くべき質問15選を先に読んでおくと、確認したいことを整理できます。

ここでは、無料体験レッスンがある4校を紹介します。ミックスボイスをテーマを決めて習いたいなら、専用のコースがあるBeeミュージックスクールも選択肢です。

4校の料金を60分あたりで比較2026年10月時点・税込・月4回コース

教室月謝レッスン時間1回あたり60分換算
シアーミュージック17,600円45分4,400円5,867円
NAYUTAS25,300円+校舎管理維持費50分6,325円7,590円
椿音楽教室20,800円+レッスン室利用料(対面)60分5,200円5,200円
Beeミュージックスクール23,672〜27,472円※概算60分5,918〜6,868円5,918〜6,868円

※60分換算は「1回あたりの料金 ÷ レッスン時間 × 60分」で計算しています。NAYUTASは月謝とは別に校舎管理維持費(校舎により0〜2,200円/月)、椿音楽教室は対面レッスンのときに別途レッスン室利用料がかかります。シアーミュージックは講師によって追加料金がかかる場合があります。Beeミュージックスクールは1レッスン5,918〜6,868円(回数によって変わる)のため、月謝は「1回あたりの料金×4回」で計算した概算です。一部の校舎では施設利用料がかかります。

いろいろな講師を試したい人に

シアーミュージック

  • 1回45分、月2回11,000円から
  • 講師を固定せず、毎回選んで予約できる
  • 入会後は全国の校舎で受講できる
  • オンライン対応の講師なら受けられる
練習場所もほしい人に

NAYUTAS(ナユタス)

  • 1回50分の完全マンツーマン
  • レッスンのスタジオを自習室として使える(条件は校舎で確認)
  • オンライン対応の講師もいる
60分じっくり習いたい人に

椿音楽教室

  • 1回60分のマンツーマン
  • 200か所以上のスタジオから選べる
  • オンラインレッスンにも対応
  • 無料体験レッスンは60分
ミックスボイスを専門に習いたい人に

Beeミュージックスクール

  • 「ミックスボイス習得コース」がある
  • 1回60分、全コース同じ料金
  • 機材代・教材費の追加なし(一部校舎は施設利用料あり)
  • 無料体験は45分。オンラインコースもある

シアーミュージックは、講師を固定せず、毎回選んで予約できる教室です。いろいろな講師に声を聴いてもらい、自分に合う教え方を探せます。オンライン対応の講師なら、オンラインでも受講できます。

全国107校舎/生徒24,000名/入会金2,200円

※公式ホームページにジャンプ!手ぶらでOK。体験だけの利用も可能で、費用は一切かかりません!

NAYUTASは完全マンツーマンの教室で、公式サイトでは、レッスンのスタジオを自習室として使い、自主練習もできると案内しています。家で声を出しにくい人にとっては、練習場所の確保にもつながります。自習室の使い方は校舎によって異なるため、無料体験のときに確認してください。オンライン対応の講師もいます。

定期カウンセリングで初めての方でも安心!即時入会で入会金無料キャンペーン実施中!

※公式ホームページへジャンプします

椿音楽教室は、1回60分のレッスンを200か所以上のスタジオで受けられる教室です。オンラインレッスンにも対応していて、無料体験レッスンは60分です。

全国200ヶ所以上のスタジオでどこでもレッスンが可能!

※公式ホームページへジャンプします

Beeミュージックスクールには「ミックスボイス習得コース」があります。1回60分で、すべてのコースが同じ料金です。東京都内の校舎のほか、オンラインのボイトレコースもあり、無料体験レッスンは45分です。

プロ志向~初心者におすすめ!カラオケ上達の口コミ実績多数

※公式ホームページへジャンプします

よくある質問

Qミックスボイスと裏声の違いは何ですか?
A

裏声は、やわらかく軽い声で、地声に比べると声の芯が弱くなりがちです。ミックスボイスは、地声と裏声が切り替わる高さでも声がひっくり返らず、地声のような芯を残したまま高い音までつながって聞こえる歌い方を指すことが多い言葉です。ただし、呼び方や定義は指導者や研究者によって違います。

Qミックスボイスは、どのくらいでできるようになりますか?
A

声の状態や練習の量によって大きく変わるため、「何日でできる」とは言い切れません。目安を自分で確かめるなら、月に1回、音域チェッカーで地声と裏声の最高音を測って記録し、変化を見るのがおすすめです。ボイトレの効果を感じるまでの期間については、ボイトレに通うメリット5選|効果を感じるまでの期間は?でまとめています。

Qミックスボイスが、変な声に聞こえてしまいます。
A

鼻に響きを集めすぎたり、口を狭くしすぎたりすると、細く鼻にかかった声になりやすくなります。「ウ」でつながる感覚がつかめたら、「オ」「ア」と口の開いた母音にも広げてみてください。録音を聴いて、普段の地声とつながって聞こえるかを確かめるのが近道です。

Q家でもミックスボイスの練習はできますか?
A

ストロー発声やリップロールは小さな音でできるので、家でも練習しやすい方法です。家族や近所が気になる人は、家でボイトレする方法で、時間帯の工夫や防音の選び方を紹介しています。

Q中学生でも練習していいですか?
A

のどを痛めない範囲であれば、小さめの音量でのストロー発声やリップロールから始められます。痛みや声のかすれが出たら練習を休み、続く場合は耳鼻咽喉科に相談してください。子ども向けの教室の選び方は、子供向けボイトレ音楽教室おすすめで解説しています。

Q練習していたら、のどが痛くなりました。
A

その日の練習はやめて、のどを休めてください。声のかすれなどの症状が3週間を超えて続く場合は、声帯を診てもらう必要があるとされています。耳鼻咽喉科を受診しましょう。強い痛みがある、痰に血が混じるといったときは、早めの受診が安心です。

まとめ

ミックスボイスは、地声と裏声の切り替わり目で声がひっくり返らず、つながって聞こえる歌い方です。定義が人によって違う言葉だからこそ、感覚だけに頼らず、耳と記録で確かめながら練習するのが近道です。

  • まず音域チェッカーで、地声と裏声の最高音を測る
  • タイプ診断で「張り上げタイプ」か「裏声に逃げるタイプ」かを知る
  • 5ステップを「できたら次へ」で1段ずつ進める
  • 1日10分のメニューを続け、月に1回記録する
  • のどの痛みやかすれが続いたら、練習をやめて耳鼻咽喉科へ

まずは音域チェッカーで、今の切り替わり目を確かめるところから始めてみてください。ひとりで判断がつかなくなったら、無料体験レッスンで声を聴いてもらうのも、上達への次の一歩になります。

目的からボイトレ教室を選ぶ

「うまくなりたい」だけでなく、目的によって選ぶべき教室は変わります。あなたの目的に近いガイドをご覧ください。