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家でボイトレする方法|恥ずかしい・声が出せない人の練習メニュー【歌・話し方】

ボイストレーニング
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この記事の執筆・編集
Muuugic編集部

Muuugic編集部は、ギター・ベース歴20年、ドラム歴15年の音楽経験をもとに、音楽教室や楽器練習に関する情報を発信しています。実際にボイトレ教室・ドラム教室へ通った経験や、WEBライター歴7年の知識を活かし、初心者にもわかりやすく信頼できる内容をお届けします。

「家で歌の練習をしたいけれど、家族に聞かれるのが恥ずかしい」「アパートだから大きな声は出せない」。ボイトレを始めようとした人の多くが、最初にこの壁にぶつかります。話し方を良くしたい人も事情は同じで、音読や発声を家でやろうとすると、どうしても周りの耳が気になるものです。

ただ、ボイトレは大きな声を出すことだけではありません。息の使い方、のどの力の抜き方、音程を聴き分ける耳など、声をほとんど出さずに鍛えられる部分がかなりあります。

この記事では、家での練習を「声を出さない練習」と「声を出せる場所」の2本立てに分けて考えます。今日から使える1日10分のメニュー、防音グッズや練習場所の費用比較、家練習でありがちな失敗と直し方、muuugicの無料ツールで自分の声を確かめる手順まで、順番にまとめました。

家の練習は「声を出さない練習」と「声を出せる場所」の2本立てで考える

家でボイトレが続かない人によくあるのが、すべての練習を家で済ませようとして、結局声を出せずに終わるパターンです。発想を変えて、練習を2つに分けてみてください。

ひとつは、家で毎日10分ほど続ける「声を出さない練習」。もうひとつは、週に1回くらいでいいので、カラオケやスタジオ、防音グッズを使って「しっかり声を出す練習」です。

考え方

家の練習は「2本立て」にする

① 家で毎日・10分

声を出さない練習

音量無音〜小さなハミングくらい

  • 息を細く長く吐く
  • ストロー発声
  • リップロール・ハミング
  • 口と舌の体操
  • 音程を聴き分ける練習

鍛えられること:息のコントロール・のどの脱力・響き・滑舌・音感

+

② 週1回くらい

声を出せる場所での練習

音量しっかり声を出せる

  • 1曲を通して歌う
  • 高音・大きな声を出す
  • 録音して聴き返す

場所:消音グッズ・簡易防音室・カラオケ・音楽スタジオ

家で土台をつくり、声を出せる場所で仕上げる

早見表:その練習、家でできる?

練習音の大きさ家で
息を細く長く吐くほぼ無音◎ いつでも
口と舌の体操ほぼ無音◎ いつでも
ストロー発声とても小さい◎ できる
リップロール・ハミング小さい○ 夜は控えめに
音程を聴き分ける練習小さい○ できる
話し方の音読・録音会話くらい○ 昼間に
1曲を通して歌う大きい△ グッズか外で
高音・ロングトーンを全力でとても大きい× 声を出せる場所で

◎=時間帯を問わずできる ○=時間帯や音量に気をつければできる △=消音グッズなどがあればできる ×=家ではおすすめしない

早見表のとおり、息・脱力・響き・滑舌・音感といった声の土台は、ほとんど音を出さずに鍛えられます。反対に、1曲を通して歌う、高音を思い切り出すといった練習は、家の中で無理にやろうとしないほうがうまくいきます。

発声・音程・リズムなど、歌が上手くなるための練習の全体像を知りたい人は、こちらの記事から読むと流れがつかめます。

声を出さなくてもできる自宅ボイトレ5つ

ここで紹介する練習は、どれも小さな音か無音でできるものです。ストローを使った発声やリップロール、ハミングは、声のリハビリや歌の指導の現場で昔から使われてきた練習でもあります。

① 息を細く長く吐く

歌声も話し声も、息の流れに乗って出ています。息を一定の強さで長く吐けるようになると、声の揺れや途切れを抑えやすくなります。

  • 背筋を伸ばして立つか、椅子に浅く座る
  • 鼻から静かに息を吸う(肩は上げない)
  • 歯のすき間から「スーー」と細く長く吐く
  • 最初は15秒、慣れたら20〜30秒を目標にする

ポイントは、最後まで同じ細さ・同じ強さで吐き切ること。途中で息が強くなったり弱くなったりする人は、吐く時間を短くしてでも一定に保つほうを優先してください。音はほとんど出ないので、夜でも練習できます。

② ストロー発声

家ボイトレの中心にしたいのが、ストローをくわえて声を出す「ストロー発声」です。口の出口が細くなるので、口を開けて歌うよりずっと小さな音で声帯を動かせます。

ストロー発声のしくみ:出口を細くすると、小さな音で声帯を動かせる

1声帯がふるえる息が通ると、のどの奥の声帯がふるえて音になる
→
2口の中に圧が少したまる出口が細いので、息が少しせき止められる声帯側へ押し返す
→
3細いストロー口の出口をストローの太さまで狭くする
→
4外に出る音は小さい口を開けて歌うより、ずっと控えめな音で済む

なぜ楽に声が出る? 口の中にたまった圧が声帯の振動を助けるため、のどに余計な力を入れずに声を出しやすくなると説明されています。リップロールやハミングも、同じ「出口を狭める」練習の仲間です。

  1. 1
    ストローをくわえる細めのストローを唇でくわえ、口の端から息がもれないようにします。
  2. 2
    「ウー」と楽な高さで声を出すストローの先から息が出ているか、指をかざして確かめます。
  3. 3
    サイレンのように上げ下げする低い音から高い音へ、また低い音へ。3往復くらいが目安です。
  4. 4
    練習曲のメロディをなぞる慣れたら、ストローをくわえたまま歌いたい曲のメロディを歌います。

首や肩に力が入ったら、いったん休みましょう。息が苦しいときは太めのストローから始めてもOKです。

唇やストローで口の出口を狭める練習は、海外の音声研究では「SOVT(半閉鎖声道)エクササイズ」と呼ばれています。口の出口を狭めると口の中に少し圧がたまり、声帯に余計な力をかけずに振動させやすくなると説明されています。

ストローは、飲み物用より細めのものから試してみてください。慣れてきたら、練習中の曲のメロディをストローのまま歌うと、家にいながら曲の練習にもなります。

③ リップロール・ハミングを小さな音で

リップロールは、閉じた唇を息で「ブルルル」と震わせながら声をのせる練習です。唇がうまく震えないときは、両手の人さし指で頬を軽く持ち上げるとやりやすくなります。

ハミングは、口を閉じたまま「ンー」と声を出す練習。鼻の付け根や唇のあたりがムズムズと震える感覚があれば、うまく響いているサインです。

どちらもストロー発声と同じく口の出口を狭める練習なので、大きな声はいりません。夜はさらに音量を落とし、隣の部屋と接していない場所で行いましょう。

④ 口と舌の体操(声は出さない)

滑舌や話し方を良くしたい人に取り入れてほしいのが、声を出さずに口と舌だけを動かす体操です。

  • 「ア・イ・ウ・エ・オ」の口の形を、声を出さずに大きくゆっくり作る
  • 口を閉じたまま、舌で歯の外側をぐるりと一周なぞる(左右5回ずつ)
  • 舌先で上の歯の裏側を左右になぞる
  • 「パ・タ・カ・ラ」を、声を出さずに口の形だけで素早く繰り返す

歌でも、口や舌がかたいと言葉がこもって聞こえます。声を出す前の準備運動として毎日1分入れておくと、カラオケでも人前で話す場面でも口が動きやすくなります。

滑舌の練習をもっとくわしく知りたい人は、滑舌が悪い原因と改善トレーニング方法で、家でできる練習を原因別にまとめています。

⑤ 耳の練習:音程を聴き分ける

音程のズレには、声の出し方だけでなく、音を聴き取る力が関わっていることもあります。お手本の音源を聴いたら、すぐに小さな声かハミングでまねして、合っているかを確かめましょう。

自分の耳だけでは判断しにくい人は、muuugicの「音痴診断(音感テスト)」を使うと、流れた音と自分の声の高さのズレを数字で確認できます。使い方は後半の「無料ツールで自分の声を確かめる手順」で紹介します。音程のズレの原因をタイプ別に知りたい人は、音痴の治し方も参考にしてください。

1日10分の自宅練習メニュー

5つの練習を、毎日10分で回せる形に並べました。歌が目的の人は「歌コース」、話し方を良くしたい人は「話し方コース」を選んでください。

1日10分の自宅練習メニュー

目的に合わせてタブを切り替えてください

123456

0分5分10分

ほぼ無音小さな音会話くらい

  1. 0〜1分STEP1

    首・肩・あごをゆるめる無音

    首をゆっくり左右に倒し、肩を持ち上げてストンと落とします。口を大きく開け閉めして、あごの力も抜いておきます。

  2. 1〜3分STEP2

    息を細く長く吐く無音

    歯のすき間から「スーー」と20秒×3回。最後まで同じ細さで吐き切ります。

  3. 3〜5分STEP3

    ストロー発声小さな音

    「ウー」で低い音から高い音へ、サイレンのように3往復。のどが楽な高さから始めます。

  4. 5〜7分STEP4

    リップロール・ハミング小さな音

    リップロールで音を上げ下げしたあと、口を閉じて「ンー」。鼻の付け根が震える感覚を確かめます。

  5. 7〜9分STEP5

    練習曲をなぞる小さな音

    歌いたい曲のサビを、ストローをくわえたまま、またはハミングでなぞります。

  6. 9〜10分STEP6

    確認する小さな音

    スマホで録音して聴き返すか、音痴診断で音程のズレを確かめます。

1週間の組み立て例:家では10分メニュー、週1回は声を出せる場所で30〜60分しっかり歌います。
月
10分
火
10分
水
10分
木
10分
金
10分
土
声出し
日
休み
123456

0分5分10分

ほぼ無音小さな音会話くらい

  1. 0〜1分STEP1

    首・肩・顔をゆるめる無音

    肩を回したあと、両手で頬を軽くほぐします。表情がかたいと、声もこもりやすくなります。

  2. 1〜3分STEP2

    息を細く長く吐く無音

    「スーー」を20秒×3回。話すときも、息を一定に出せると語尾まで声が届きやすくなります。

  3. 3〜5分STEP3

    口と舌の体操無音

    声を出さずに「ア・イ・ウ・エ・オ」の口の形を大きく作り、舌で歯の外側を一周なぞります。最後に「パ・タ・カ・ラ」を口の形だけで素早く。

  4. 5〜6分STEP4

    ハミングで響きを確認小さな音

    口を閉じて「ンー」。話すときの高さで、鼻の付け根や唇が震えるかを確かめます。

  5. 6〜9分STEP5

    音読して録音する会話くらい

    ニュース記事など1分ほどの文章を読んで、スマホで録音します。昼間〜夕方の時間帯に行いましょう。

  6. 9〜10分STEP6

    録音を聴いてチェック無音

    イヤホンで聴き、話す速さ・語尾・口ぐせを確認します。チェック項目は「話し方を家で練習したい人へ」で紹介しています。

続けるコツ:録音は日付をつけて残しておくと、1か月後に聴き比べたときに変化が分かります。

続けるポイントは、毎日同じ順番で、同じ時間にやることです。「家族が出かけている朝の10分」「お風呂の前の10分」のように時間を決めておくと、恥ずかしさも気になりにくくなります。

そして週に1回は、次の章で紹介する「声を出せる場所」で、10分メニューで整えた声を実際に使ってみてください。家で練習した息や響きが、大きな声でも保てるかを確かめる時間になります。

声を出せる環境の作り方|費用・手軽さ・声の大きさで比較

しっかり声を出す練習の場所は、0円の工夫から数万円の設備まで選択肢があります。まずは全体を比べてみましょう。

声を出せる環境の比較表2026年10月時点・税込

→ 表は横にスクロールできます

方法費用の目安手軽さ出せる声向いている練習
時間帯・部屋の工夫今日からできる0円★★★小さめ〜会話くらいハミング・音読・10分メニュー
消音グッズ口に当てるタイプ4,378円UTAET(販売店表記)★★★大きめもOK音は小さくなるがゼロではない発声練習・ロングトーン
防音マイク口元・マイクに装着19,900〜28,600円mutalk 2/Voicease★★★大きめもOK公式表記で約-20dB歌(Voicease)
話し方・音読(mutalk 2)
簡易防音室部屋に置く小部屋83,500円+送料だんぼっち(標準)★★★大きめもOK0.5畳ほどの設置場所が必要1曲通して歌う・録音
カラオケの一人利用いわゆるヒトカラ店舗・時間帯で変わる各店の公式で確認★★★全力でOK1曲通して歌う・採点で確認
音楽スタジオの個人練習楽器店・スタジオ1時間880〜1,100円ほど島村楽器の例(店舗で異なる)★★★全力でOK録音・高音・ロングトーン

※価格は各社の公式サイト(UTAETは販売店)の表記です。セールや店舗によって変わることがあります。グッズや簡易防音室は「音を小さくする」もので、音が完全に消えるわけではありません。

どの方法も音が完全に消えるわけではなく、「小さくする」ものと考えておくと、選んだあとのギャップが少なくなります。

0円でできる工夫:時間帯と部屋の選び方

お金をかけずにできるのは、練習する時間帯と場所を選ぶことです。

国の騒音の環境基準でも、昼間(6時〜22時)と夜間(22時〜翌6時)が分けられていて、住宅地では夜間の基準値が昼間より10dB低く設定されています。外が静かになる夜は同じ声でも目立ちやすいので、22時以降は声を出さないメニューだけにしておくのが安心です。

  • 声を出す練習は、昼間〜夕方の生活音がある時間にまとめる
  • 隣の部屋や隣の家と接している壁から離れた場所を選ぶ
  • 窓を閉め、カーテンを引いてから声を出す
  • 家族には「この時間は練習する」と先に伝えておく

最後の「先に伝える」は、意外と効きます。こっそり練習して聞かれるより、宣言してしまったほうが恥ずかしさは小さくなるものです。

声の大きさの感覚をつかむために、身近な音の目安も見ておきましょう。

身近な音の大きさの目安

90dB

カラオケ(室内中央)・怒鳴る声歌う声

80dB

地下鉄の車内・ピアノ(正面1m)

70dB

掃除機・テレビの音・電車の車内

60dB

会話・学校の授業話す声

50dB

小さな声・静かな室内
90dBカラオケで歌う声

→約-20dB

70dB前後掃除機・テレビくらい

防音グッズで約20dB小さくしても、テレビの音くらいの大きさは残る計算です。

※音の大きさの例は「だんぼっち」公式サイトの目安より。-20dBはVoicease・mutalk 2の公式表記をもとにした目安で、実際の聞こえ方は距離や部屋の造りで変わります。

カラオケで歌うときの声は、普段の会話よりずっと大きな音です。グッズを使う場合でも、時間帯の工夫は組み合わせてください。

消音グッズ・防音マイク

家で声を出す練習をしたいなら、口元に当てて音を小さくするグッズが手軽です。大きく分けると、次の3タイプがあります。

  • 口に当てるタイプ:数千円で買えて、マイクもいらない。まず試したい人向け
  • 手持ちマイクに付けるタイプ:口と鼻を覆って音を抑える。カラオケアプリと組み合わせて歌える
  • 話し声向けのワイヤレス防音マイク:本来はオンライン会議やボイスチャット用。話し方の練習に向く

気をつけたいのは、グッズ越しの声は自分への聞こえ方が普段と変わることです。ときどき録音したり、グッズなしで歌える場所で確かめたりして、ズレに気づけるようにしておきましょう。具体的な商品は、このあとの「家での練習に使えるグッズ4選」で紹介します。

簡易防音室

部屋の中に1人用の小部屋を置くのが、簡易防音室です。ダンボール製の「だんぼっち」なら0.5畳ほどのスペースに置けて、工具なしで組み立てられます。

ただし、壁の厚い本格的な防音室とは違い、音が完全に消えるわけではありません。価格も8万円台に送料がかかり、大きな荷物で届くため、搬入経路の確認も必要です。「毎日のように歌って、録音もしたい」と決めている人向けの選択肢と考えてください。

カラオケ・音楽スタジオの個人練習

週1回の「しっかり声を出す日」に向いているのが、カラオケと音楽スタジオです。

カラオケは、1曲を通して歌う練習と、採点機能で音程やリズムを確かめるのに向いています。採点を練習に使うコツは、こちらの記事でまとめています。

声が低めで、歌える曲が少ないと感じている人は、音域つきの曲リストも参考にしてみてください。

楽器店や音楽スタジオの個人練習も使えます。たとえば島村楽器の音楽スタジオでは、個人練習を1時間880〜1,100円ほどで利用できます(店舗によって異なり、無料のアプリ会員登録が必要)。マイクやスピーカーがそろっているので、録音して自分の声を聴き返す練習にも向いています。

家での練習に使えるグッズ4選

ここからは、家での練習に使えるグッズを価格の安い順に紹介します。価格と仕様は、2026年10月時点の公式サイト(UTAETは販売店)の表記をもとにしています。

UTAET(ウタエット)|口に当てるだけの消音グッズ

マイクも機材もいらず、口に当てて声を出すだけで使えるのがUTAETです。ボイストレーニングの講師が開発したグッズで、音を約1/3に抑える消音機能のほか、息の通り道をあえて狭くする「ブレスリミット」、チューブを通して自分の声を耳で聴ける「リアルボイス」の機能があります。

まずはお金をかけずに、家で声を出す練習を試してみたい人に向いています。

口に当てる消音グッズ

UTAET(ウタエット)

4,378円税込・販売店表記

消音の目安
音を約1/3に抑える(販売店の商品説明)
使い方
口に当てて声を出すだけ
マイク・機材
不要
主な機能
消音・ブレスリミット(息の量を制限)・リアルボイス(自分の声を耳で聴ける)

向いている人

  • まずは安く試してみたい
  • マイクなどの機材を持っていない
  • 発声練習やロングトーンを家でしたい

注意したいこと

  • 息苦しく感じたらすぐに外して休む
  • 音が完全に消えるわけではない

※価格・仕様は2026年10月時点の販売店(楽器店)の商品ページの表記です。実売価格はショップで異なります。

mutalk 2(ミュートーク2)|話し方の練習・オンライン会話向け

mutalk 2は、口元に当てて使うワイヤレスの防音マイクです。公式の想定用途はオンライン会議やボイスチャットで、自分の声を周りに聞こえにくくしながら、マイクで相手に声を届けられます。

話し方を家で練習したい人なら、パソコンやスマホにつないで音読を録音したり、オンラインのレッスンや会話練習で使ったりする使い方が合っています。付属のマウスパッドは2種類あり、鼻まで覆うタイプのほうが鼻声になりにくいと案内されています。

話し声向けのワイヤレス防音マイク

mutalk 2(ミュートーク2)

19,900円税込・希望小売価格

消音の目安
-20dB以上(叫び声などの高い音域は-30dB超)
公式の想定用途
オンライン会議・ボイスチャット
接続
Bluetooth・専用ドングル・USB(有線)
重さ・動作時間
本体188g・約10時間

向いている人

  • 話し方の音読を家で録音したい
  • オンラインのレッスンや会話練習で声をおさえたい

注意したいこと

  • 通常のマウスパッドは少し鼻声ぎみになる(鼻まで覆うパッドが付属)
  • パソコンやスマホとつないで使う

※価格・仕様は2026年10月時点のShiftall公式サイトの表記です。

Voicease(ヴォイシーズ)|手持ちマイクに付けて歌える防音カバー

Voiceaseは、手持ち型のマイクに付けて使う防音カバーです。口だけでなく鼻まで覆う形で、公式では約-20dBの遮音効果があるとしています。ダミーマイクが付いているので、マイクや機材を持っていなくても、届いたその日から声を出せます。

本物のマイクをパソコンやスマホにつなげば、カラオケアプリで歌う練習にも使えます。一方で、録音や配信に使う場合は音質の調整(イコライジング)が必要だと公式に書かれています。家でも1曲通して歌いたい人向けの本格派です。

手持ちマイクに付ける防音カバー

Voicease(ヴォイシーズ)

28,600円税込・公式ショップ(ダミーマイク付き)

遮音の目安
約-20dB(公式表記)
形
口と鼻を覆う/本体565g
使えるマイク
手持ち型マイク(ダミーマイク付属で機材なしでも可)
使い方の例
マイクをスマホやPCにつないでカラオケアプリで歌う

向いている人

  • 家でも1曲通して歌いたい
  • カラオケアプリで練習したい
  • 歌の練習にしっかりお金をかけられる

注意したいこと

  • 録音・配信に使う場合は音質の調整(イコライジング)が必要
  • スタンドに取り付ける形のマイクには付けられない

※価格・仕様は2026年10月時点のForwith公式ショップの表記です。

だんぼっち|ダンボール製の簡易防音室

だんぼっちは、ハニカム構造のダンボールで作られた1人用の簡易防音室です。主に中〜高音の声に対する防音を高めた設計で、ライブ配信やレコーディングでの利用も想定されています。

0.5畳ほどの場所に置けて、組み立ては工具不要・2人で30分ほど。別売の専用吸音材を貼ると、防音性をさらに高められます。4つの中では最も高く送料も別にかかるため、毎日歌う・録音もする、と決めている人向けです。

ダンボール製の簡易防音室

だんぼっち(標準サイズ)

83,500円税込・送料別・公式ショップ

サイズ
外寸 W80×D110×H164cm(0.5畳ほど)
組み立て
工具不要・2人で約30分
防音の特徴
中〜高音の声に対する防音を高めた設計
オプション
専用吸音材 19,270円(別売)

向いている人

  • 毎日のように歌いたい
  • 録音や配信もしたい
  • 部屋に0.5畳ほどの空きがある

注意したいこと

  • 音が完全に消えるわけではない
  • 大型の荷物で届くため、購入前に搬入経路を確認する

※価格・仕様は2026年10月時点のだんぼっち公式ショップの表記です。

こうなったら失敗|家練習でよくある症状と直し方

家での練習は、先生や周りの耳がないぶん、間違った方向に進んでも気づきにくいのが難点です。次のような症状が出たら、練習のやり方を見直すサインと考えてください。

こんな症状が出たら考えられる原因直し方
1小さな声のつもりが、のどが締まって苦しい

原因

音量を抑えようとして、のどで声をせき止めている

直し方

ストロー発声に戻る。音量はのどではなく、息の量で調整する
2音量を下げようとして、ささやき声で歌っている

原因

ささやき声は、のどの上のほうに力が入りやすい人が多い

直し方

ささやかずに音量を下げる。ストロー発声やハミングで小さな音にする
3グッズ越しだと上手く聞こえるのに、録音すると音程がずれている

原因

グッズ越しの声は、自分への聞こえ方が普段と変わる

直し方

月に数回は録音で確認する。音痴診断でズレを数字でも測っておく
4家では練習しているのに、カラオケで高音がひっくり返る

原因

小さな声の練習が中心で、大きな声で高音を出す経験が足りない

直し方

週1回は声を出せる場所で歌う。高音が出ない原因はこちらの記事で解説
5グッズを付けて歌うと息苦しい・頭がぼんやりする

原因

口元を覆うことで、呼吸がしにくくなっている

直し方

すぐに外して休む。1回5分ほどで区切り、間に休憩を入れる
6夜に練習したら「声が聞こえる」と言われた

原因

夜は周りが静かで、同じ声でも目立ちやすい

直し方

22時以降は声を出さないメニューだけにする。声を出す練習は昼間〜夕方に
7のどの痛みや声のかすれが何日も続く受診の目安

原因

声の使いすぎのほか、声帯の病気などが隠れていることもある

直し方

練習を休んで、耳鼻咽喉科へ。かすれが続く、痛みが強い、痰に血が混じるときは早めに受診する

特に気をつけたいのが、小さな声で練習しようとして「ささやき声」で歌ってしまうことです。声に悩みのある100人を調べた海外の研究では、69%の人で、ささやき声のときにのどの上のほうへ余計な力が入っていました。全員がそうなるわけではありませんが、家で音量を抑えたいなら、ささやき声よりストロー発声やハミングを選ぶほうが安全です。

のどの痛みや声のかすれが何日も続く場合は、練習で何とかしようとせず、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。

muuugicの無料ツールで自分の声を確かめる手順

家での練習は、成果が見えにくいことも続かない原因のひとつです。muuugicの無料ツールを使えば、今の自分の声を数字で記録できます。月に1回測って残しておくと、練習の効果を確かめる目安になります。

今の声を記録する3ステップ無料・登録不要

STEP 1

音域チェッカー

出せる音の範囲を測る

わかること:地声・裏声それぞれで出せる一番低い音と高い音

音域を測る

STEP 2

音痴診断

音程のズレを測る

わかること:お手本の音と自分の声の高さのズレ

音程のズレを測る

STEP 3

カラオケのキー計算

練習曲のキーを決める

わかること:自分の音域で無理なく歌えるキー

キーを計算する

記録のコツ:測った日付と結果をスクリーンショットで残し、月に1回、同じ時間帯に測り直します。周りが静かな時間に測ると結果が安定します。

音域チェッカーで地声と裏声の範囲を測る

音域チェッカーでは、マイクに向かって「地声の一番低い音」「地声の一番高い音」「裏声の一番高い音」を順に出して、出せる音の範囲を測ります。結果は同じブラウザなら、カラオケのキー計算に引き継がれます。

家の練習を1か月続けたら、もう一度測ってみてください。出せる音の幅が変わったかどうかが、練習の手ごたえを確かめる材料になります。

音痴診断で音程のズレを確かめる

音痴診断(音感テスト)は、流れた音と同じ高さで声を出して、どれくらいズレているかを測るツールです。男性・女性で出せる声の高さが違っても判定できるようになっています。

音程のズレが大きかった人は、10分メニューの最後に「耳の練習」を少し長めに入れてみてください。

カラオケのキー計算で練習曲のキーを決める

カラオケのキー計算は、自分の音域と歌いたい曲から、無理なく歌えるキーを出すツールです。家で練習する曲も、キーを合わせておくとのどに無理がかかりにくくなります。週1回カラオケで歌うときも、そのキーに設定して歌ってみましょう。

話し方を家で練習したい人へ

「ボイストレーニングで話し方を良くしたいけれど、家だと声を出しにくい」という人も多いはずです。話し方の練習は、歌に比べて普段の会話くらいの音量でできるものがほとんどなので、実は家との相性は悪くありません。

10分メニューの「話し方コース」に加えて、自分の話し声を録音して聴き返す習慣をつけると、癖に気づきやすくなります。聴くときは、次の5つをチェックしてみてください。

録音を聴くときの5つのチェック1分の音読を録音して、イヤホンで聴き返します

  1. 話す速さ聞き手が追いつけない速さになっていないか

    直し方句読点ごとに一拍置いて読む

  2. 語尾「〜です」「〜ます」の最後が消えていないか

    直し方文の最後まで息を残すつもりで読む

  3. 声の高さ無理に低くしたり高くしたりしていないか

    直し方ハミングで楽に出る高さを基準にする

  4. 口ぐせ「えー」「あの」が何回入っているか

    直し方言葉に詰まったら、声を出さずに一拍待つ

  5. 聞き取りにくい音サ行やラ行などがこもっていないか

    直し方口と舌の体操を毎日1分足す

特定の音がどうしても発音しにくい、言葉がつかえるといった悩みが続く場合は、耳鼻咽喉科や言語聴覚士に相談してください。

話し方の悩みを、教室の選び方まで含めてくわしく知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください。

悩みがはっきりしている人は、目的別の記事も参考になります。

家での練習に限界を感じたら、話し方のレッスンを受けられる教室も選択肢です。ブラッシュボイスには、滑舌や発音、プレゼンなどを扱う「会話ボイトレコース」があり、オンラインでも受講できます(対応しているトレーナーのみ)。60分の無料体験レッスンで、今の話し方の課題を見てもらうところから始められます。

なお、言葉がつかえる(吃音)、特定の音がうまく発音できない(構音障害)といった悩みは、話し方の練習だけで解決しようとせず、耳鼻咽喉科や言語聴覚士に相談してください。

家の練習だけでは限界を感じたら

家での練習を続けていると、いずれ次のような壁にぶつかります。

  • 自分の声の癖は、録音してもなかなか自分では気づけない
  • 大きな声を出す練習が、どうしても足りなくなる
  • 何をどこまでやればいいのか、正解が分からない

ここで役に立つのが、プロに声を聴いてもらうことです。家で積み上げた練習を、レッスンで答え合わせするくらいのつもりで十分です。独学と教室の違いは独学 vs ボイトレ教室|本当に上達するのはどっち?でくわしく比べています。

「教室に通うのは恥ずかしい」という人は、オンラインレッスンなら家にいたまま受けられます。

大人になってから通うことへの不安は、大人がボイトレに通うのは恥ずかしい?30代・40代から始めるコツでまとめています。

ここでは、無料体験レッスンがあり、家で練習している人にとって使いやすい3校を紹介します。体験レッスンで何を聞けばいいか不安な人は、ボイトレ体験レッスンで聞くべき質問15選を先に読んでおくと安心です。

3校の料金を60分あたりで比較2026年10月時点・税込・月4回コース

教室月謝レッスン時間1回あたり60分換算
シアーミュージック17,600円45分4,400円5,867円
NAYUTAS25,300円+校舎管理維持費50分6,325円7,590円
椿音楽教室20,800円+レッスン室利用料(対面)60分5,200円5,200円

※60分換算は「1回あたりの料金 ÷ レッスン時間 × 60分」で計算しています。NAYUTASは月謝とは別に校舎管理維持費(校舎により0〜2,200円/月)、椿音楽教室は対面レッスンのときに別途レッスン室利用料がかかります。シアーミュージックは講師によって追加料金がかかる場合があります。

予定が読みにくい人に

シアーミュージック

  • 1回45分、月2回11,000円から
  • レッスンの変更は前日17時まで
  • 入会後は全国の校舎で受講できる
  • オンライン対応の講師なら受けられる
練習場所もほしい人に

NAYUTAS(ナユタス)

  • 1回50分の完全マンツーマン
  • レッスンのスタジオを自習室として使える(条件は校舎で確認)
  • オンライン対応の講師もいる
家から受けたい人に

椿音楽教室

  • 1回60分のマンツーマン
  • 200か所以上のスタジオから選べる
  • オンラインレッスンにも対応
  • 無料体験レッスンは60分

シアーミュージックは、レッスンの予約を前日17時まで変更できるので、仕事の予定が読みにくい人でも続けやすい教室です。入会後は全国の校舎でレッスンを受けられ、オンライン対応の講師ならオンラインでも受講できます。

全国107校舎/生徒24,000名/入会金2,200円

※公式ホームページにジャンプ!手ぶらでOK。体験だけの利用も可能で、費用は一切かかりません!

NAYUTASは完全マンツーマンの教室で、公式サイトでは、レッスンのスタジオを自習室として使って自主練習できると案内しています。家で声を出しにくい人にとっては、練習場所の確保という意味でも候補になります。オンライン対応の講師もいます。自習室の使い方は校舎によって異なるため、無料体験のときに確認してください。

定期カウンセリングで初めての方でも安心!即時入会で入会金無料キャンペーン実施中!

※公式ホームページへジャンプします

椿音楽教室は、1回60分のレッスンを200か所以上のスタジオで受けられる教室です。オンラインレッスンにも対応しているので、家で練習しながら、レッスンも家から受けるという通い方もできます。無料体験レッスンは60分です。

全国200ヶ所以上のスタジオでどこでもレッスンが可能!

※公式ホームページへジャンプします

よくある質問

Q夜に歌の練習をしても大丈夫ですか?
A

22時以降は、声を出す練習は避けたほうが安心です。国の騒音の環境基準でも、夜間(22時〜翌6時)は昼間より基準値が低く設定されています。夜は息を吐く練習や口と舌の体操など、音を出さないメニューに切り替えましょう。集合住宅なら、管理規約で音について決まりがないかも確認しておくと安心です。

Qアパートで歌うと、隣の部屋に聞こえますか?
A

建物の造りや部屋の位置で変わるため、一概には言えません。目安として、普段の会話が60dBほど、カラオケで歌う声は室内で90dBほどとされ、歌声は会話よりかなり大きな音です。防音グッズで約20dB小さくしても音はゼロにならないので、時間帯や部屋の位置の工夫と組み合わせてください。

Q声を出さない練習だけで、歌は上手くなりますか?
A

息のコントロールやのどの脱力、音程を聴き取る力といった土台は、声を出さない練習でも鍛えられます。ただ、1曲を通して歌う体力や、大きな声で高音を出す感覚は、実際に声を出さないと身につきません。家では土台づくり、週1回は声を出せる場所で仕上げ、という組み合わせがおすすめです。

Q消音グッズを使った練習にも意味はありますか?
A

家で声を出せる時間が増えるので、練習量を確保する手段として役立ちます。ただし、グッズ越しの声は自分への聞こえ方が変わり、録音した音質も普段とは違います。ときどき録音を聴いたり、カラオケなどグッズなしで歌ったりして、普段の声も確かめておきましょう。

Q家で練習していたら、のどが痛くなりました。
A

まずは練習を休んで、のどを使わないようにしてください。声のかすれが続く、痛みが強い、痰に血が混じるといった場合は、練習で何とかしようとせず、耳鼻咽喉科を受診しましょう。のどの痛みやかすれは、声の出し方だけでなく病気が原因のこともあります。

Q家族に聞かれるのが恥ずかしいときは、どうすればいいですか?
A

最初は声を出さない10分メニューだけでも十分です。声を出す練習は家族が出かけている時間にまとめるか、「この時間は練習する」と先に伝えてしまうと気が楽になります。教室に通うこと自体に抵抗がある人は、大人がボイトレに通うのは恥ずかしい?30代・40代から始めるコツも参考にしてください。

Q話し方の練習も、家でできますか?
A

できます。口と舌の体操は声を出さずにでき、音読や録音も会話くらいの音量で済みます。話し方の改善方法は滑舌・話し方改善のボイトレ教室の記事でくわしく解説しています。言葉がつかえる、特定の音が発音しにくいといった悩みは、耳鼻咽喉科や言語聴覚士に相談してください。

まとめ

家でのボイトレは、すべてを家で済ませようとしないことが、続けるいちばんのコツです。

  • 家では「声を出さない練習」を毎日10分:息・ストロー発声・ハミング・口と舌の体操・耳の練習
  • 週1回は「声を出せる場所」で:時間帯の工夫、消音グッズ、簡易防音室、カラオケ、スタジオ
  • ささやき声で歌わない。のどの痛みやかすれが続いたら耳鼻咽喉科へ
  • 月1回は無料ツールで音域と音程を測って記録する

まずは今日の10分と、音域チェッカーで今の声を記録するところから始めてみてください。家の練習だけでは物足りなくなったら、無料体験レッスンでプロに声を聴いてもらうのも、次の一歩としておすすめです。

目的からボイトレ教室を選ぶ

「うまくなりたい」だけでなく、目的によって選ぶべき教室は変わります。あなたの目的に近いガイドをご覧ください。