カラオケでサビの最後の伸ばす音にさしかかったところで、息が足りなくなって声が細く消えてしまう。ボイトレ動画を見て「お腹をふくらませて吸う」を試してみたものの、吸おうとするほど肩に力が入り、かえって苦しくなった。腹式呼吸のやり方を調べる人の多くが、こうした「言われたとおりにやっているのに、歌に使えない」という段階でつまずいています。
この記事では、腹式呼吸を「たくさん吸う方法」ではなく「吐く息を一定に保つ方法」ととらえ直し、歌で使うための練習を順番に紹介します。仕組みを図で確かめたあと、寝る・座る・立つの3つの姿勢で感覚をつかむやり方、1日10分の練習メニュー、よくある失敗と直し方、無料ツールで変化を確かめる手順までまとめました。初心者や大人の方が、自宅でひとりで今日から試せる内容です。
結論:腹式呼吸は「たくさん吸う」より「同じ勢いで吐き続ける」練習
歌で息が続かない原因は、吸う量が少ないことより、吐く息の勢いが最初に強く、後半で尽きてしまうことにある場合が多くあります。腹式呼吸の練習で目指したいのは、お腹を大きくふくらませることではなく、吸った息を同じ勢いで少しずつ使い続けられる状態です。
そのための練習は3段階に分けると進めやすくなります。まず寝た姿勢でお腹まわりが動く感覚を知り、次に立った姿勢で「スー」と一定に吐く練習をし、最後にその息に声を乗せてロングトーンや歌のフレーズにつなげます。吸う量は「ふだんより少し多め」で十分で、深く吸い込もうとしすぎないことがコツです。
なお、この記事で扱うのは歌や発声のための呼吸の練習です。練習中にめまいがしたらすぐに中断し、喉の痛みや声のかすれが続く場合、呼吸器に持病がある場合は、自己流で続けずに耳鼻咽喉科などの医療機関や言語聴覚士に相談してください。
腹式呼吸と胸式呼吸の違い:歌で使える息の仕組み
呼吸には、大きく分けて胸の周りを広げて吸う胸式呼吸と、横隔膜を下げて吸う腹式呼吸があります。どちらか一方だけを使っているわけではなく、ふだんの呼吸でも両方が混ざっていますが、歌や発声では横隔膜の動きを意識した呼吸のほうが、息の出し方を調整しやすいといわれています。
腹式呼吸で、吸うときと吐くときに体の中で起きること
横隔膜が下がると肺に空気が入り、内臓が押されてお腹まわりがふくらみます。お腹をふくらませるから吸えるのではなく、吸った結果としてふくらみます。
吸う横隔膜が下がる
- 肩と胸はほとんど上がらない
- 鼻か口から、音を立てずに静かに吸う
吐く横隔膜がゆっくり戻る
- 一気に戻さず、同じ勢いで吐き続ける
- 歌や話し声は、この吐く息に乗せて出す
図は動きのイメージです。実際の位置や動く量には個人差があります。
図のとおり、横隔膜は肺の下にあるドーム状の筋肉で、吸うときに下がり、吐くときにゆっくり元の位置へ戻ります。横隔膜が下がると内臓が押し出され、お腹だけでなく脇腹や背中まで外側へ広がります。動画でよく見る「お腹がふくらむ」は、この動きの結果です。お腹を先に突き出しても横隔膜が下がるわけではないため、形だけまねても息は楽になりません。
胸式呼吸と腹式呼吸の違いを、歌うときの観点で表にまとめました。
| 比べるポイント | 胸式呼吸が強いとき | 腹式呼吸を意識したとき |
|---|---|---|
| 吸うときに動くところ | 胸と肩が上がる | お腹・脇腹・背中が外へ広がる |
| 首や肩の力 | 入りやすい | 抜けやすい |
| 吐く息のコントロール | 最初に一気に出やすい | 少しずつ一定に出しやすい |
| 歌で起きやすいこと | フレーズの後半で息が尽きる、声が細くなる | 伸ばす音を同じ大きさで保ちやすい |
| 向いている場面 | 運動のあとなど、すばやく空気を取り込むとき | 歌・朗読・人前で話すときなど、声を長く使うとき |
歌で腹式呼吸が役立つのは、息の「出し方」を調整しやすいから
声は、吐く息で声帯が振動して生まれます。息の勢いが強すぎると声が荒れたり大きくなりすぎたりし、弱すぎると声がかすれたり途中で消えたりします。腹式呼吸を意識すると、お腹まわりがゆっくり戻るスピードで息の量を調整しやすくなり、ロングトーンや長いフレーズを安定させやすくなります。歌の上達法の全体像は歌が上手くなる方法で紹介しているので、呼吸以外の練習とあわせて確認してみてください。
話し声でも、文の最後まで声が届きやすくなる
腹式呼吸は歌だけのものではありません。会議や電話で文の終わりがしぼんでしまう人も、吐く息を一定に保つ感覚がつかめると、最後まで声が届きやすくなります。この記事では呼吸のやり方に絞って説明し、声が小さい悩みそのものは声量を上げる方法、話し方全体の練習は滑舌・話し方改善におすすめのボイトレ教室に任せます。
腹式呼吸のやり方:3つの姿勢で感覚をつかむ
腹式呼吸の感覚は、立ったままいきなりつかもうとすると難しく、寝た姿勢から順に試すと分かりやすくなります。歌うときの姿勢に近づける順番で、3つの姿勢を紹介します。
1. 仰向けに寝て、お腹の動きを確かめる
床やベッドに仰向けになり、ひざを立てます。片手をおへその少し下、もう片方の手を胸に置き、ふだんどおりに呼吸してください。寝ていると肩や胸に余計な力が入りにくく、自然に腹式呼吸に近い動きになります。吸うとお腹の手が上がり、吐くと下がる一方で、胸の手はほとんど動かない状態が目安です。まずはこの感覚を覚えることが出発点です。
2. 椅子に座って前かがみになり、背中の広がりを感じる
椅子に浅く座り、上半身を前に倒して、ひじを太ももにのせます。この姿勢で鼻から静かに吸うと、お腹が前に出にくいぶん、腰や背中のあたりが広がるのを感じやすくなります。腹式呼吸は「お腹だけ」が動くのではなく、胴の周り全体が広がる呼吸だと体で確かめられる姿勢です。
3. 立って、歌う姿勢で吸って吐く
足を肩幅に開いて立ち、ひざを軽くゆるめ、肩の力を抜きます。両手を脇腹に当て、寝ていたときと同じように、吸うと脇腹が外へ広がり、吐くとゆっくり戻るかを確かめます。鏡の前で行い、吸うときに肩が上がっていないかも見てください。ここまでできたら、次の練習メニューで「吐き方」を育てていきます。
3つの姿勢のポイントを表にまとめました。うまくいかない姿勢があれば、ひとつ前の姿勢に戻って感覚を思い出してから進むとスムーズです。
| 姿勢 | 手を置く場所 | できているサイン | つまずいたとき |
|---|---|---|---|
| 仰向け(ひざを立てる) | おへその下と胸 | お腹の手だけが上下し、胸の手は動かない | 吸う量を減らし、ふだんの呼吸のまま観察する |
| 座って前かがみ | 腰の後ろ | 吸うと腰や背中が手を押し返す | 上半身をもう少し倒し、ひじを太ももにしっかりのせる |
| 立つ(歌う姿勢) | 両方の脇腹 | 吸うと脇腹が外へ広がり、肩は上がらない | 鏡で肩を見ながら、吸う前に一度肩をストンと落とす |
腹式呼吸を歌に使う1日10分の練習メニュー
姿勢で感覚がつかめたら、毎日10分の練習で「一定に吐く」力を育てます。大きな声は最後の3分だけなので、時間帯を気にせず自宅で続けやすいメニューです。
腹式呼吸を歌と声に使う1日10分の練習メニュー
いちばん時間を取るのは、吐く息を一定に保つ「スーの練習」と、声に乗せる「ロングトーン」です。帯の長さは時間の配分です。
0〜2分
仰向けで動きを確かめる
お腹に手を置き、吸うと上がり吐くと下がるのを感じる
2〜5分
「スー」で一定に吐く
立って、細く同じ強さで吐き続ける。秒数を測る
5〜7分
「ス・ス・ス」と短く吐く
1回ごとにお腹が小さく動くのを感じる。肩は動かさない
7〜10分
声に乗せてロングトーン
楽な高さの「アー」を同じ大きさで伸ばし、歌の1フレーズへ
0〜2分:仰向けで、お腹の動きを毎回確かめる
練習の最初は、毎回仰向けになってお腹に手を置き、吸うと上がり、吐くと下がる動きを数回確かめます。日によって肩に力が入っていることもあるので、その日の「基準の感覚」を思い出すための2分です。
2〜5分:立って「スー」と同じ強さで吐き続ける
立った姿勢で軽く吸い、歯のすき間から「スー」と細く息を吐きます。大切なのは、吐き始めから終わりまで、音の大きさと強さを変えないことです。最初に強く出て途中で弱くなる人は、息を一気に使っています。スマホのストップウォッチで秒数を測り、無理なく続く長さを3回分メモしておくと、あとで変化を比べられます。苦しくなるまで粘る必要はありません。
5〜7分:「ス・ス・ス」と短く吐いて、お腹の反応を感じる
次は「ス・ス・ス・ス」と短く区切って息を吐きます。1回ごとに、おへその下あたりが小さく内側へ動くのを感じられれば十分です。肩や胸が一緒に動いてしまう場合は、テンポを落として1回ずつ確かめてください。歌の中でフレーズの頭をはっきり出したいときや、リズムに合わせて言葉を切るときの感覚につながります。
7〜10分:息に声を乗せてロングトーン、歌の1フレーズへ
最後に、スーの息をそのまま声に変えます。話し声に近い楽な高さで「アー」と声を出し、同じ大きさのまま伸ばしてください。慣れてきたら、苦手な曲のサビなど、息が続かなかったフレーズを1つだけ選び、ブレスの位置を決めてから歌ってみます。高さの安定は、あとで紹介する音程チェッカーで確かめられます。声を出せる場所が限られている人は、家でボイトレする方法で紹介している、声量を抑えた練習と組み合わせるのもおすすめです。
歌の中で腹式呼吸を使うコツ
練習でできても、歌い始めると呼吸のことを忘れてしまうのはよくあることです。歌に持ち込むときは、次の3つを意識すると取り入れやすくなります。
- ブレスの位置を歌詞カードに書き込む:どこで吸うかを決めておくと、あわてて肩で吸うことが減る
- 吸う時間を短く、静かにする:「ハッ」と音を立てて吸うときは、肩や喉に力が入っていることが多い
- フレーズの前半で息を使いすぎない:最初の音を少し控えめに出し、伸ばす音のために息を残しておく
カラオケで点数を上げたい人は、ロングトーンや安定性の評価とあわせてカラオケの点数を上げる方法も参考にしてください。
腹式呼吸の練習でよくある失敗と直し方
腹式呼吸の練習でつまずきやすいポイントを、症状別にまとめました。うまくいかないと感じたら、次の練習で1つだけ試してみてください。
| よくある症状 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 吸うと肩が上がる | 「たくさん吸おう」として胸で吸っている | 吸う量を減らし、吸う前に肩を一度落とす。仰向けに戻って感覚を確かめる |
| お腹はふくらむのに、息が続かない | お腹を形だけ突き出していて、吐くときに一気に戻している | 「スー」の練習で、お腹が戻るスピードをゆっくり一定に保つ |
| 吐き始めだけ強く、すぐ弱くなる | 最初に息を出しすぎている | スーの音の大きさを最後まで同じにすることだけを意識する |
| 頭がくらくらする | 深く吸って強く吐くことを続けて、息を吸いすぎている | すぐに中断して休む。吸う量は軽めにし、回数を減らす |
| お腹に力を入れると、喉も締まる | お腹を固めようとして、全身に力が入っている | お腹は「固める」より「ゆっくり戻す」意識にし、首と肩の力を抜く |
| 練習ではできるのに、歌うと忘れる | 歌の中で吸う場所が決まっていない | 歌詞カードにブレスの位置を書き込み、1フレーズだけで練習する |
高い音になると喉が締まる、地声と裏声の切り替えがうまくいかないといった悩みは、呼吸だけでなく声帯の使い方も関わります。高音の悩みへの対処は、記事末尾のよくある質問でも触れています。
腹式呼吸の変化を無料ツールで確かめる手順
呼吸の変化は、自分の感覚だけでは分かりにくいものです。秒数・声の高さの揺れ・録音の3つで確かめると、少しずつの変化が見えてきます。週に1回、同じ条件で次の手順を試してみてください。
- 立った姿勢で「スー」と一定に吐き、スマホのストップウォッチで秒数を測る(3回測って、いちばん長い秒数を記録する)
- 楽な高さで「アー」とロングトーンを出し、音程チェッカーで声の高さ(Hz・音名)が途中で揺れたり下がったりしないかを見る
- 息が続かなかった曲の1フレーズを録音し、伸ばす音の最後まで声の大きさが保てているかを聞き返す
- 月に1回、無料音域チェックで地声と裏声の音域を測り、メモに残す
音程チェッカーでは、ロングトーンの後半で高さが下がっていく場合、息の勢いが途中で弱くなっているサインと考えられます。音域チェックの結果は、歌いやすいキーを探すときにも使えます。カラオケのキー計算ツールに入れると、曲ごとに何段階キーを下げればよいかの目安が分かります。記録は、次のような表にまとめると続けやすくなります。
| 記録する週 | スーの秒数 | ロングトーンの揺れ | 音域 | 気づいたこと |
|---|---|---|---|---|
| 1週目 | 例:15秒 | 例:後半で少し下がる | 例:mid1C〜hiA | 例:吐き始めが強い |
| 2週目 | ||||
| 3週目 | ||||
| 4週目 |
呼吸から見てもらいたいときは、ボイトレ教室の体験も
自分の呼吸が正しくできているかは、ひとりでは判断しにくいこともあります。肩の力みや吐き方の癖は、外から見るとすぐに分かることも多いため、マンツーマンのボイトレ教室で一度見てもらうのも一つの方法です。ここでは、公式サイトで呼吸や発声の基礎から扱うと確認できた教室を中心に、2026年10月時点の情報で3校を紹介します。教室選び全体のポイントはボイトレ教室の選び方を参考にしてください。
呼吸から見てもらえるボイトレ教室(60分換算で比較)
| 教室 | 月謝(月4回) | レッスン時間 | 1回あたり | 60分換算 |
|---|---|---|---|---|
| シアーミュージックボーカル・ボイトレ | 17,600円 | 45分入替・準備の時間を含む | 4,400円 | 約5,867円 |
| NAYUTASボーカルレッスン | 25,300円+校舎管理維持費(本厚木校の場合 月2,200円) | 50分 | 6,325円維持費込み6,875円 | 7,590円維持費込み8,250円 |
| 椿音楽教室ボーカル(月4時間コース) | 20,800円対面はスタジオ代が別途 | 60分 | 5,200円 | 5,200円+スタジオ代(対面のみ) |
レッスン外でも練習場所がほしい
NAYUTAS(ナユタス)
- 今の癖や発声の特徴から、曲に合った歌い方を指導
- 空いている時間に防音室やレコーディング室を使える
- 1レッスン(50分)を無料で体験できる
腹式呼吸から基礎を固めたい
椿音楽教室
- 腹式呼吸や声帯の使い方など、基礎から学ぶと公式に明記
- 1回60分。講師は固定制で、同じ先生に見てもらえる
- 体験はレッスン料無料(スタジオ代は別途)。対面は8都府県のスタジオ
オンライン枠:近くに校舎がない人は
椿音楽教室のオンラインレッスンは自宅で受けられます(料金は対面と同じ月4時間20,800円)。シアーミュージックとNAYUTASも、オンライン対応の講師を選べば自宅から受講できます。
※2026年10月時点の公式サイトの情報です(税込)
シアーミュージック

シアーミュージックは、全国に校舎があり、毎回校舎・講師・時間を選んで予約できる教室です。公式サイトによると、ボーカル・ボイストレーニングのコースでは、基本的な発声や呼吸のトレーニングから、歌の表現力を鍛えるレッスンまで扱います。入会金は2,200円、月謝は月2回11,000円・月3回14,850円・月4回17,600円で、1コマ45分(入れ替えや準備の時間を含む)です。一部の講師は別途指名料あり(金額は要問い合わせ)。オンライン対応の講師なら、オンラインでも受講できます。
当サイトが直接問い合わせて確認したところ(2026年9月時点)、振替・キャンセルの締切は予約日前日の17時までで、翌月への繰り越しはできません。条件は変わる可能性があるため、体験時に確認してください。
※公式ホームページにジャンプ!手ぶらでOK。体験だけの利用も可能で、費用は一切かかりません!
NAYUTAS(ナユタス)

NAYUTAS(ナユタス)は、ボーカルレッスンで今の癖や発声の特徴を見たうえで、曲に合った歌い方を指導する教室です。公式サイトによると、空いている時間には防音室やレコーディング室を使うこともでき、この記事のロングトーンや録音の練習を、声の大きさを気にせずに試せる場所としても使えます。高校生〜大人の月謝は月2回14,300円・月3回19,800円・月4回25,300円(1回50分)で、校舎ごとに校舎管理維持費がかかります(本厚木校の場合は月2,200円)。体験は1レッスン(50分)を無料で受けられ、オンライン対応の講師も揃っています。
当サイトが直接問い合わせて確認したところ(2026年9月時点)、予約変更はレッスンの24時間前までで、レッスンは翌月まで繰り越せます。退会・休会は、希望月の前々月末日までに申込書の提出が必要です。
※公式ホームページへジャンプします
椿音楽教室

椿音楽教室は、東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・京都・兵庫・奈良のレンタルスタジオでレッスンを行う教室です。公式サイトのボーカルコースのページでは、腹式呼吸や声帯の使い方など、どんな曲でも歌えるようになるための基礎から学ぶと書かれており、呼吸から見てもらいたい人に向いています。料金は月1時間6,900円から、月4時間コースは20,800円(1時間あたり5,200円)です。入会時に入会金10,000円と事務手数料3,000円がかかり、体験当日の入会で免除される特典があります。
注意したいのは、対面レッスンのスタジオ代がレッスン料金に含まれず、生徒負担になることです。公式サイトでは「スタジオ代1,000円〜2,000円台は別途必要」と案内されています。講師は固定制です。体験レッスン(60分)のレッスン料は無料ですが、体験でもスタジオ代がかかり、2回目以降は調整料も別途必要です。
※公式ホームページへジャンプします
近くに校舎がない人はオンラインで
通える範囲に校舎がない人は、オンラインのレッスンも選択肢です。椿音楽教室のオンラインレッスンは自宅で受けられます。料金は対面と同じで、パソコンやスマホのカメラとマイクがあれば始められます。呼吸の練習は、肩や姿勢が画面に映るようにカメラの位置を調整しておくと、講師に見てもらいやすくなります。オンラインのボイトレ教室をもっと比べたい場合はオンラインボイトレおすすめをご覧ください。
腹式呼吸のやり方についてよくある質問
腹式呼吸ができているか、自分で確かめる方法はありますか?
仰向けに寝てお腹に手を置き、吸うと手が上がり、吐くと下がれば腹式呼吸の動きになっています。立ったときは、肩が上がらないかを鏡で確かめてください。吐く息が一定かどうかは、「スー」と吐き続けた秒数と、音程チェッカーでロングトーンの高さが揺れないかを見ると、感覚だけに頼らずに確かめられます。
腹式呼吸を身につけるまで、どのくらいかかりますか?
人によって差が大きく、期間は言い切れません。寝た姿勢での動きは早くつかめても、歌いながら使えるようになるまでには時間がかかることが多いものです。週に1回、スーの秒数とロングトーンの録音を記録して、変化を確かめながら続けてください。独学で進めるか教室を使うかの考え方は独学とボイトレ教室の違いにまとめています。
腹式呼吸をすると、お腹がへこむのが正しいのですか?
吸うときにお腹まわりがふくらみ、吐くときに少しずつ戻るのが基本の動きです。ただし、吐くときに力を入れて一気にへこませると、息が強く出すぎて長く続きません。歌では「戻るスピードをゆっくり保つ」ことを意識してください。
腹式呼吸だけで高い声が出るようになりますか?
息が安定すると声を支えやすくなりますが、高い声が出るかどうかは、声帯の使い方や裏声との切り替えなど、別の要素も関わります。高音の悩みは高音が出ない原因と改善法、裏声と地声をつなぐ練習はミックスボイスの出し方で詳しく紹介しています。
話すときにも腹式呼吸は使えますか?
使えます。息を一定に吐く感覚がつかめると、文の終わりまで声がしぼまずに届きやすくなります。声が小さい、通らないという悩みは声が小さいときの改善方法で、日常でできる練習とあわせて紹介しています。
練習中に頭がくらくらします。続けて大丈夫ですか?
深く吸って強く吐くことを続けると、息を吸いすぎてめまいがすることがあります。そのときは練習を止め、ふだんの呼吸に戻して休んでください。息の量より「一定に吐く」ことが目的なので、吸う量は軽めで構いません。喉の痛みや声のかすれが続く場合や、呼吸器に持病がある場合は、自己流で続けずに耳鼻咽喉科などの医療機関に相談してください。
体験レッスンで呼吸を見てもらうとき、何を伝えればいいですか?
「サビの伸ばす音で息が続かない」など困っている場面と、この記事の方法で測ったスーの秒数を伝えると、講師が練習内容を決めやすくなります。自分に合う教室のタイプが分からない場合はボイトレ教室診断、当日の質問の例はボイトレ体験レッスンで聞くべき質問を参考にしてください。
まとめ:腹式呼吸は「吐く息を一定に」で、歌に使える息になる
腹式呼吸のやり方で大切なのは、お腹を大きくふくらませることより、吸った息を同じ勢いで少しずつ吐き続けることです。仰向け・前かがみ・立ち姿勢の順に感覚をつかみ、スーの練習、短く吐く練習、ロングトーンの1日10分メニューで、歌に使える息を育てていきましょう。
週に1回、スーの秒数と音程チェッカーでロングトーンの揺れを記録すると、変化を数字と録音で確かめられます。ひとりでは癖が分からないと感じたら、ボイトレ教室の体験で呼吸を見てもらうのも近道です。練習中にめまいがしたり、喉の不調が続いたりする場合は、無理をせず医療機関に相談してください。
記事を読んでも迷ってしまう方へ。編集部が用意した無料ツールで、あなたに合う教室をすぐに絞り込めます。



